特定非営利活動法人 日本免疫学会

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日本免疫学会賞 第15回(平成24年)受賞者

「IgA synthesis: a form of functional immune adaptation extending beyond gut」

受賞者写真
Fagarasan, Sidonia

(理化学研究所・RCAI 粘膜免疫研究チーム)
<研究評価の内容と受賞理由>
Sidonia Fagarasan氏は、日本において一貫して消化管粘膜免疫の研究を行ってきた。その中で腸管免疫組織における恒常的なIgA産生が免疫系と腸内細菌との共生およびそれに基づく全身免疫系の機能の恒常性の維持に必須の要素であることを世界に先駆けて証明している。特に、氏は早くから腸内細菌の形成と免疫系との相互作用に着目し、2002年にすでに腸内リンパ組織でのB細胞体細胞突然変異と腸内細菌の形成に関する卓越した研究を報告している。その後も腸管免疫系と全身免疫系との相互作用を視野に入れた研究を行っている。IgA産生調節機構の研究に関して我が国を代表する研究者であるFagarasan氏は、現在、腸管免疫系と全身免疫系との相互作用を視野に入れた研究を展開し、腸内細菌と自己免疫疾患などの難治性炎症疾患の発症機構に関する研究も進めており、今後の発展が大いに期待できる。