特定非営利活動法人 日本免疫学会

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日本免疫学会賞 第18回(平成27年)受賞者

「腸内細菌による免疫系制御機構の解明」

受賞者写真
本田 賢也氏(ほんだ けんや)

(慶應義塾大学)
<研究評価の内容と受賞理由>
 本田氏は、特定の腸内細菌を定着させる古典的なノトバイオート技術に最先端のメタゲノム解析技術を組み合わせた統合的アプローチにより、これまで不明であった腸内細菌と宿主免疫系の相互制御について画期的な業績をあげてきた。まず、腸内細菌の一種セグメント細菌がマウス小腸でTh17細胞を誘導することを発見した。続いて、マウス大腸の制御性T細胞の誘導を司る腸内細菌としてクロストリジウム細菌を同定した。さらに、ヒトの腸内細菌の中から大腸の制御性T細胞の誘導を司るクロストリジウム細菌群も同定した。そしてこれらの基礎的な成果を基盤として、腸内細菌叢を用いた新規創薬の開発を目指した研究を展開している。世界に先駆けて獲得免疫系の発達に関わる特定の腸内細菌を同定した研究成果は独創性が極めて高く、今後の発展が大いに期待される。