特定非営利活動法人 日本免疫学会

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日本免疫学会賞 第19回(平成28年)受賞者

「骨免疫学による自己免疫疾患の研究」

高柳 広 氏
(東京大学大学院医学系研究科 病因・病理学専攻免疫学講座)
<研究評価の内容と受賞理由>
 高柳広氏は、世界にさきがけて骨組織の制御における免疫系の重要性を示し、骨や滑膜等の末梢組織と免疫系の相互作用に注目し、骨免疫学 (オステオイムノロジー Osteoimmunology)と呼ばれる分野を発展させてきた。T細胞が産生するサイトカインが破骨細胞分化を制御することを見出し、さらにFc受容体などの免疫シグナルが破骨細胞の分化や機能を制御してことを発見した。また関節リウマチなどの自己免疫疾患を促進するTh17細胞にとって重要な転写因子や胸腺における負の選択機構に関与する新しい転写因子を報告している。このように高柳氏は骨免疫学の発展に多大な貢献をなしただけでなく、免疫寛容機構に関して重要な発見を行っており今後もさらなる発展が期待できる。