特定非営利活動法人 日本免疫学会

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日本免疫学会賞 第20回(平成29年)受賞者

「微生物感染に対する自然免疫応答の分子基盤の解明」

高岡 晃教 氏
(北海道大学 遺伝子病制御研究所 分子生体防御分野)
<研究評価の内容と受賞理由>
 高岡晃教氏は、自然免疫系のサイトカイン応答に関するシグナル伝達機構について傑出した成果を挙げてきた。まず、I型IFNとp53が協調して抗ウイルス作用と抗腫瘍作用を担っていることを示し、I型IFNが感染やがんに対する生体防御を維持するための分子基盤を明らかにした。さらに自然免疫応答におけるIRF(IFN-regulatoryfactor)転写因子の役割を明らかにし、IRF-IFN系の活性化を引き起こす細胞質DNA認識受容体DAIを同定した。また、B型肝炎ウイルスに対する免疫センサーを同定しIII型IFN誘導をもたらすシグナル経路を明らかにするとともに、ADPリボシル化酵素がその制御に関与していることも示した。高岡氏は現在自身の成果に基づいて積極的に臨床への応用開発研究も推進しており、今後の更なる発展が期待できる。