特定非営利活動法人 日本免疫学会

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日本免疫学会ヒト免疫研究賞 第1回(平成26年)受賞者

「ヒト自己免疫疾患の解析」

受賞者写真
山本 一彦氏(やまもと かずひこ)

(東京大学)
<研究評価の内容と受賞理由>
山本一彦博士は1980年代か らの自己抗原遺伝子と抗原決定基の解析に続いて、抗原特異的なT細胞の免疫応答を可視化するT細胞受容体(TCR)のユニークな解析法を確立し、種々の疾患での抗原特異的なTCRクローンが存在する事を明らかにした。さらに山本博士は関節リウマチや膠原病の疾患関連遺伝子のSNP解析やゲノムワイドのGWAS解析を行い自己免疫疾患関連遺伝子や感受性遺伝子を多数報告した。これらは更に国際共同研究として、多民族にわたるメタ解析へと発展し、さらに創薬への新しい方向性も示している。また山本博士はFoxp3陽性の制御性T細胞とは異なる抗体産生を強力に制御 する第2の制御性T細胞を発見しており今後もヒト疾患における本細胞の意義を明らかにすべく精力的に研究を推進されている。このように山本博士はヒトを対象とした免疫学領域における世界的なトップ ランナーである。同時に多数の若手ヒト免疫学研究者を育てた功績も大きい。これらの理由から同博士を第一回日本免疫学会ヒト免疫研究賞受賞者とした。