特定非営利活動法人 日本免疫学会

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日本免疫学会女性免疫研究者賞 第2回(平成27年)受賞者

「共刺激分子の機能解析と免疫制御法開発」

受賞者写真
東 みゆき氏(あずま みゆき)

(東京医科歯科大学)
<研究評価の内容と受賞理由>
 東みゆき氏は、大学院生時代に、T細胞機能分子に関する研究に携わって以来、T細胞の免疫制御に不可欠な働きをしている補助刺激分子機能とその病態への関与について研究を続けてきた。特に、発見当時接着分子のひとつと考えられていた CD28分子が T 細胞の抗原特異的応答を制御する重要な分子であることを発見すると共に、 CD28受容体の第2リガンド分子としての CD86 (B7-2)を世界に先駆けて同定した。さらに、免疫寛容、がん免疫、自己免疫、移植免疫などについて、国内外の多くの研究者との共同研究を精力的に行うことにより、この CD86分子の生物学的な役割や機能を明らかにしてきた。免疫の教科書に記述される免疫寛容における CD28/CTLA-4:CD86/CD80経路の関与や、アバタセプトをはじめとする分子標的薬の臨床応用に、それらの研究成果が大きく貢献している。また、免疫学分野の教授としての研究・教育に加え、学長特別補佐や副理事として大学の運営にも関与すると共に、日本学術会議連携会員および会員として、学術の発展にも取り組んでいる。
 これらの理由から同博士を第2回日本免疫学会女性免疫研究者賞受賞者とした。