2020年1月10日(金)の会務報告

1.2020年度通常総会について

2020年度通常総会が20019年12月12日にアクトシティ浜松 中ホール(ルームB)にて開催され、以下の議案が承認されました。NPO法人としての15回目の通常総会でしたが、会員の皆様のご協力をいただき、出席した社員(正会員+名誉・功労会員)数は1,837名(表決委任者及び議決権行使書提出者含む)で過半数以上の出席となり、成立しました。どうもありがとうございました。

 

議案として

  1. 2019年度事業報告及び決算の説明と監査報告がなされ、承認されました。
  2. 2020年度事業計画及び活動予算が、承認されました。
  3. 学会組織(新役員及び新評議員の選任)について
    第22代日本免疫学会理事長に小安重夫氏が選出、承認されました(任期は2021年1月1日~2022年12月31日)。
    新理事(半数改選、任期は2021年1月1日~2024年12月31日)に、椛島健治氏、河本 宏氏、熊ノ郷 淳氏、渋谷 彰氏、高柳 広氏、竹田 潔氏、三宅幸子氏(五十音順)が選出、承認されました。
    新監事には、清野 宏氏、山本一彦氏(五十音順)が選出、承認されました(任期は2021年1月1日~2022年12月31日)。
    新評議員(半数改選、任期は2021年1月1日~2024年12月31日)に関しましては、定数(会員の7%以下)により、有効立候補者のうち139名が選出、承認されました。 

  4. 第51回(2022年)日本免疫学会学術集会の会長に吉村昭彦氏が選出、承認されました。

 

また、報告として

  1. 竹田潔総務委員長より、本認定特定非営利活動法人として認定期間においても、パブリックサポートテスト「3,000円以上の寄附者が年平均100人以上であること」をクリアすることが必要なため、寄附等の協力をお願いしました。
  2. 正会員は海外を含めて2,998名、学生会員785名で合計3,783名(2019年11月27日現在)です。
  3. 学会員への一斉メール配信は、昨年度、一年間で78回行われました。正しいメールアドレスの登録を呼びかけました。
  4. 2019年の日本免疫学会賞、ヒト免疫研究賞、女性免疫研究者賞、研究奨励賞が、以下のとおり決定しました。
    ☆第22回日本免疫学会賞
     ・石井 健 氏「ワクチンアジュバントのメカニズム解明とその臨床応用」
     ・椛島健治 氏「皮膚を場とした免疫ダイナミズムの分子基盤の研究」
    ☆第6回日本免疫学会ヒト免疫研究賞
     ・山村 隆 氏「視神経脊髄炎の病態解析に基づく IL-6 シグナル阻害療法の提唱と実現」
    ☆第6回日本免疫学会女性免疫研究者賞
     ・新藏礼子 氏「腸管IgA抗体による腸内細菌制御機構の解明」
    ☆第14回日本免疫学会研究奨励賞(5名・五十音順)
     ・伊沢久未 氏「ペア型免疫受容体 CD300 によるマスト細胞のFcεRIシグナル制御機構の解明」
     ・伊藤美菜子 氏「脳梗塞慢性期における制御性T細胞の機能解析」
     ・井上 毅 氏「B細胞の分化・活性化を制御する分子群の機能解明」
     ・杉浦大祐 氏「免疫抑制補助受容体によるT細胞活性化制御機構の解明」
     ・田之上 大 氏「宿主免疫系に影響を与える腸内常在細菌に関する研究」
  5. 2019年度きぼうプロジェクト免疫学若手研究者自立支援採択者が以下のとおり決定しました。
     ・原 英樹 氏(ミシガン大学)「核内受容体RXRによる単球の腸管マクロファージ分化誘導メカニズムの解明」
  6. 2019年度 きぼうプロジェクト 免疫学博士課程学生支援採択者が以下の5名に決定しました。
     ・大貫公義 氏(慶應義塾大学)「核内受容体RXRによる単球の腸管マクロファージ分化誘導メカニズムの解明」
     ・加納規資 氏(奈良先端科学技術大学院大学)「CCCH型ジンクフィンガータンパク質ENZ-1による自然免疫応答制御機構の解析」
     ・川瀬 航 氏(横浜市立大学)「樹状細胞への早期運命決定の免疫学的意義と分子メカニズムの解明」
     ・白井太一朗 氏(大阪大学)「免疫記憶の形成における交感神経の役割の解明」
     ・須藤恒一 氏(京都大学)「病原体認識受容体による皮膚γδT細胞初期発生への影響」
  7. Tadamitsu Kishimoto International Travel Awardの公募は、2019年度は、前期に10名(日独若手研究者交換制度派遣2名含む)、後期に9名の合計19名に補助を行いました。本年度(2020年度)も既に前期分の応募を開始しています。
  8. Ursula and Fritz Melchers Travel Awardについては、8名の応募があり、その中から5名を選考し、Awardを授与しました。
  9. 竹田潔国際交流委員長より、IUIS、FIMSA関連として、IUIS General Assembly の選挙結果及び、IUIS2025の開催地はウイーンに決定した旨等が報告されました。また、2020 年のFIMSA Advanced Training Course は第49回日本免疫学会学術集会に合わせて千葉で開催されることが報告されました。
  10. 各種委員会報告が以下のとおりされました。
    ・賞等選考委員会:学会賞等各賞受賞者、Tadamitsu Kishimoto International Travel Award受賞者、Ursula and Fritz Melchers Travel Award受賞者、若手免疫学研究支援事業(日本BD)採択者の選定を行いました。
    ・学術委員会:第48回学術集会の一般演題投稿カテゴリーの見直し・決定をしました。第47回日本免疫学会学術集会ベストプレゼンテーション賞受賞者の選定を行いました。
    ・出版委員会:I.I.の出版を継続しました。2018年インパクトファクターは4.168を記録しました。
    ・岸本忠三・若手研究者育成事業推進委員会:2019年度免疫学若手研究者自立支援及び免疫学博士課程学生支援の応募者を、ポスター等により広く募り、きぼうプロジェクト選考・評価委員会にて採択者を選考しました。
    ・教育推進委員会:日独若手研究者交換制度参加者(3月開催のドイツ免疫学会 Spring School への派遣)の選考を行いました。2019年7月29日~8月1日に今治国際ホテルにてサマースクールを開催しました。サマーインターンシップも実施し、9名がホストラボで実習を行いました。
    ・広報委員会:10月と4月の2回ニュースレター(4月号は完全PDF)を発行しました。ホームページは運用経費削減のためレスポンシブデザイン化し、日々更新を行いました。バナー広告は現在1社を掲載中です。
    ・科学コミュニケーション委員会:「免疫ふしぎ未来2019」を8月に日本科学未来館で実施しました。また、昨年12月と今年の2月、3月に北海道バージョンとして札幌市立手稲中央幼稚園、札幌市立あつべつきた幼稚園、札幌市立かっこう幼稚園、Hokkaido International schoolにて出張講義(劇)を実施しました。
  11. 欠席の中山俊憲第49回学術集会会長代理で、第49回学術集会副会長の中島裕史氏より、準備状況の報告と積極的な参加のお願いがされました。
    2020年12月8日(火)~10日(木)・幕張メッセで開催予定。
2.会員の叙勲、受賞のお知らせ
  • 坂口志文氏(大阪大学)  2019年 文化勲章
                ドイツ免疫学会賞

(叙勲、受賞された方は事務局info@meneki.or.jpへご一報ください。)

3.ホームページ活用のお願い

日本免疫学会では、ホームページに有用な情報をより迅速に掲載し、会員のためのサービスの向上、会員相互の交流(人材募集の掲載)、研究推進などのツールとして活用して頂くことを願っております。 

会員みなさまのより積極的な利用をお願いいたします。

 

(事務局info@meneki.or.jpへご連絡ください。)

 

文責:総務委員会委員長:竹田 潔、総務委員会副委員長:竹内 理