2006年9月26日(火)の会務報告

1.人事について

去る8月31日に開催された理事会で第39回日本免疫学会学術集会会長候補者に湊長博氏、宮坂昌之氏、山本一彦氏(五十音順)が推薦されました(12月に開催される評議員会での選挙と総会での承認を経て最終決定の予定です)。また、2006年10月から任期の始まる各種委員会(賞等選考委員会、学術委員会、広報委員会、出版委員会)の委員交代が承認されました。 

2.日本免疫学会賞・研究奨励賞に関して

第9回日本免疫学会賞は、天谷雅行氏「皮膚自己免疫性疾患における病態解明に関する研究」に決定しました。 

また、今年から新設されました日本免疫学会研究奨励賞には、以下の5氏が決定しました。(五十音順)

  • 小笠原康悦氏「NK細胞認識機構の研究」
  • 椛島健治氏「脂質メディエーターのアレルギー・免疫における新規役割の解明とその臨床応用への試み」
  • 本田賢也氏「IRF転写因子活性化の時空間制御」
  • 安友康二氏「Tリンパ球の分化・活性化調節機構とその破綻機序に関する研究」
  • 山下政克氏「クロマチン構造変換によるTh2細胞の分化と機能維持機構」
.学会組織の改革について

NPO法人の学会組織として、理事会や執行部の組織をより現状に即した形にするとともに、より実務的で効率的な組織をめざして、以下の改革案が8月31日に開催された理事会で承認されました。12月に開催される評議員会ならびに総会での審議を経て最終決定の予定です。

  1. 新委員会
    庶務幹事と会計幹事に相当する委員会として総務委員会と財務委員会を設けます。総務委員会と財務委員会には委員長と副委員長をおき、委員長は理事の中から会長が指名します。また、国際交流幹事に相当する委員会として国際交流委員会をもうけ、その委員長も会長が指名します。但し、必ずしも理事の中から指名する必要はありません。
  2. 常任理事会
    総務委員会、財務委員会、学術委員会を最重要委員会として位置付け、会長とこれら委員長からなる常任理事会(これまでの執行部に相当)を設置し、学会の運営により機動性を持たせます。
  3. 会長推薦枠の理事
    従来の選挙で選出される理事に加え、会長は必要に応じて会長推薦理事の枠(2名まで)を設ける事ができます。任期は4年。理事会の承認を必要とします。ただし、会長推薦枠の理事は、原則として総務委員会、財務委員会、学術委員会の運営に携わること(委員長、副委員長に指名など)とします。
    会長推薦理事に限り、任期満了後2年間の再任する事ができないという規定の適用外とします。
    • 会長推薦枠の理事に関する補足説明
      NPO法人化にともない、執行部の業務(とくに総務、財務)には法人に責任のある立場の人(理事)が携わることが必要となりました。そこで、庶務幹事と会計幹事に適した人材の安定的確保の観点、さらに最重要委員会として位置づけている学術委員会の運営の機動性の観点から、会長推薦枠の理事(2名)の制度を新しく設けることにします。執行部業務の連続性という観点から、任期満了後2年間の再任する事ができないという規定の適用外とします。
.総会・学術集会について

第36回日本免疫学会総会・学術集会は平成18年12月11日(月)から13日(水)まで、平野俊夫会長のもと大阪(大阪国際会議場)で開催されます。<事前登録を原則としていますので、11月9日までにオンラインで事前登録のほどお願いいたします>。また第37回日本免疫学会総会・学術集会は平成19年11月20日(火)から22日(木)まで斉藤隆会長のもと新高輪プリンスホテルで、 第38回日本免疫学会総会・学術集会は平成20年12月1日(月)から3日(水)まで、稲葉カヨ会長のもと国立京都国際会館で開催される予定です。

.会員の叙勲、受賞のお知らせ
  • 平野 俊夫氏  紫綬褒章
  • 谷口 維紹氏  Pezcoller Foundation-AACR International Award for Cancer Research
  • 結城 伸泰氏  2006年度 日本神経学会賞

(叙勲、受賞された方は事務局men-eki@s3.dion.ne.jpへご一報下さい。)

6.ホームページ活用のお願い

日本免疫学会では、ホームページに有用な情報をより迅速に掲載し、会員のためのサービスの向上、会員相互の交流(人材募集の掲載)、研究推進などのツールとして活用して頂くことを願っております。 

会員みなさまのより積極的な利用をお願いいたします。 

(事務局men-eki@s3.dion.ne.jpへご連絡下さい。)

 

文責:常任幹事(庶務担当)烏山 一、常任幹事(副庶務担当)中山俊憲