- 1.理事会だより
平成20年度第3回理事会が平成20年9月17日に大阪・千里ライフサイエンスセンタービル会議室にて開催され、 以下の通り承認されました。
議案として
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人事について
第40回(2011年)学術集会会長候補者に審良静男氏、徳久剛史氏、湊長博氏(五十音順)が推薦されました。(12月に開催される評議員会での選挙と総会での承認を経て、最終決定の予定です)。また、会長推薦理事として、瀧伸介氏(財務委員長)、清野宏氏(学術委員長)が承認されました。(総会での承認を経て、最終決定の予定です)。さらに、各種委員会(賞等選考委員会、学術委員会、国際交流委員会、広報委員会、出版委員会、学会のあり方検討委員会*)の委員交代が承認されました。*学会のあり方検討委員会は委員長のみ。 -
日本免疫学会賞・研究奨励賞について
第11回日本免疫学会賞は、峯岸克行氏 「原発性免疫不全症の病因・病態の解明」に決定しました。
また、第3回日本免疫学会研究奨励賞には、以下の5氏が決定しました。(五十音順)- 石井 健氏 「核酸による免疫制御機構の解明」
- 國澤 純氏 「粘膜ワクチン・粘膜免疫療法の開発に向けた粘膜免疫システムの解明」
- 竹内 理氏 「自然免疫による病原体認識メカニズムの研究」
- 原 博満氏 「CARD9 と CARMA1 を介した免疫細胞活性化の制御機構」
- 前仲勝実氏 「生体防御に関わる細胞表面受容体の分子認識機構」
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会長推薦理事の任期変更について
会長推薦理事の任期については、会長の任期と連動して、2年とすることが承認されました。
これに伴い、細則も修正され、総会での承認を経て改正されることになります。 -
学会組織改革について
- 代表者名称を会長から理事長に変更することが承認されました。これに伴い、定款・細則も修正され、総会での承認を経て、改正されることになります。
- 学術集会会長を会長(理事長)推薦理事とし、常任理事会のメンバーとすることが承認されました。
- 会長(理事長)代理を予め指名順序とともに決めておくを確認しました。
- 名誉会員の推戴については、従来あった「名誉会員の推戴に関する理事会覚え書き」を「名誉会員選考規定」に変更することが原則として承認されました。しかし、その運用については、継続して審議することとしました。
名誉会員選考規定は以下のとおりです。
日本免疫学会の名誉会員については、定款第3章第6条*に定められているところであるが、さらに次の事項を名誉会員選考規定として記録にとどめることとする。
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選考基準
- 免疫学の発展に特別の貢献が認められた者。
- 原則として満65歳以上の者。
- 理事2名が推薦する者。
以上3要件を満たすこと。
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選考方法
賞等選考委員会にて審議し、理事会に推薦する。 -
特典等
名誉会員になった者は、以下の特典を受けることが出来る。
- 名誉会員証と記念品の贈呈。
- 年会費の免除。
- 学術集会参加費の免除。
- 評議員会に出席し意見を述べることが出来る。
*定款第3章第6条(以下の通り、定款変更をする。)
(2)名誉会員 免疫学の進歩に著しく貢献し、理事会で推挙された個人。
- 新しく「功労会員規定」を作成し、「功労会員」の種別を創設することが承認されました。これに伴い、定款も修正され、総会での承認を経て、改正されることになります。
功労会員規定は以下のとおりです。
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趣旨
日本免疫学会の発展に多大な貢献をした会員を顕彰する。 -
対象者
以下のいずれかの役職を務めた会員で、顕彰暦年の10月1日現在で65歳以上の個人。- 会長
- 学術集会会長
- 理事、監事(監査)のいずれか通算10年以上
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特典等
功労会員になった者は、以下の特典を受けることが出来る。- 日本免疫学会総会にて、会長が表彰する。
- 年会費の免除
- 学術集会参加費の免除
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平成21年度予算案について
未だ平成20年度の決算が終了していないので、現時点での予算案の仮承認がされました。最終的には、次回理事会で承認され、総会に諮られる予定です。 -
その他
会長諮問委員会として「将来構想委員会」(仮称)の設置が承認されました。
また、以下の報告がされました。
- 前回議事録の承認が報告されました。
- 稲葉カヨ第38回総会・学術集会会長より進捗状況の報告がされました。
- 宮坂昌之第39回総会・学術集会会長より進捗状況の報告がなされた。
- 2010年国際免疫学会議(14th ICI)について各種委員会活動報告が紹介されました。
- IUIS、FIMSAの現状について報告がされました。
- Int. Immunol. 誌編集の現状について報告がされました。
- 各種委員会報告
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- 教育推進委員会より8月に開催されたサマースクールを中心に活動報告がされました。
- 広報委員会より「免疫ふしぎ未来2008」を中心に活動報告がされました。また来年度も「免疫ふしぎ未来」を開催予定であることが報告されました。
- 2.総会・学術集会について
第38回日本免疫学会総会・学術集会は平成20年12月1日(月)から3日(水)まで、稲葉カヨ会長のもと京都(国立 京都国際会館)で開催されます。<事前登録を原則としていますので、11月5日までにオンラインで事前登録をお願いいたします>。また、第39回日本免疫学会総会・学術集会は平成21年12月2日(水)から4日(金)まで、宮坂昌之会長のもと大阪国際会議場で開催される予定です。
- 3.会員の叙勲、受賞のお知らせ
- 該当者なし
(叙勲、受賞された方は事務局men-eki@s3.dion.ne.jpへご一報下さい。)
- 4.ホームページ活用のお願い
日本免疫学会では、ホームページに有用な情報をより迅速に掲載し、会員のためのサービスの向上、会員相互の交流(人材募集の掲載)、研究推進などのツールとして活用して頂くことを願っております。
会員みなさまのより積極的な利用をお願いいたします。
(事務局men-eki@s3.dion.ne.jpへご連絡下さい。)
文責:総務委員会委員長 中山俊憲、総務委員会副委員長 三宅健介