2009年12月17日(木)の会務報告

1.平成22年度通常総会について

平成22年度通常総会が平成21年12月3日に大阪国際会議場A会場(5階メインホール)にて開催され、以下の議案が承認されました。NPO法人としての5回目の通常総会でしたが、会員の皆様のご協力を頂き、出席した社員(正会員+名誉会員)数は2,209名(表決委任者含む)で過半数以上の出席となり、成立しました。どうもありがとうございました。

 

議案として

  1. 平成21年度事業報告及び収支決算と監査報告がなされ承認されました。
  2. 平成22度事業計画及び収支予算が承認されました。
  3. 学会組織(新役員及び新評議員の選任)について
    第17代日本免疫学会理事長に菅村和夫氏が選出、承認されました(任期は平成22年10月1日から2年間)。
    新理事(半数改選、任期は平成22年10月1日から4年間)に、審良静男氏、烏山 一氏、菊谷 仁氏、清野 宏氏、坂口志文氏、松島綱治氏、山本一彦氏(五十音順)が選出、承認されました。新監事には、高津聖志氏、宮坂昌之氏(五十音順)が選出、承認されました(任期は平成22年10月1日から2年間)。新評議員(半数改選、任期は平成22年10月1日から4年間)に関しましては、立候補者全員121名が選出、承認されました。詳細は、別紙1をご覧ください。
  4. 細則改正及び役員等選考規程改正が承認されました。改正後の細則及び役員等選考規程は、http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsi2/outline/outline_pdf/saisoku_091203.pdfをご覧ください。
  5. 第41回(2012年)日本免疫学会学術集会の会長に審良静男氏が選出、承認されました。
    また、今後の学術集会会場について、以下のとおり理事会での決定事項が報告されました。
  • 学術集会の会場を幕張メッセと神戸国際会議場の2か所に固定して開催することと、その2か所で、開催日程も予め予約をしておくことになりました。それに伴い、第41回は神戸国際会議場にて、2012年11月28日~30日(予定)に実施します。ただし、幕張はこれまで開催の経験が無く、神戸においても免疫学会単独では開催していないという事を考慮して、先ずは1回ずつ開催してみた上で、それ以降もこの2会場に固定するかどうか検討することとしました。

また、報告として

  1. 正会員は海外を含めて4,115名、学生会員1,194名で合計5,309名(2009年9月30日現在)です。
  2. 2010年度より、以下の18名が功労会員になられました。(五十音順)
    大沢利昭氏、岡田秀親氏、神原 武氏、岸本忠三氏、京極方久氏、笹月健彦氏、白井俊一氏、橘 武彦氏、徳永 徹氏、野本亀久雄氏、濱岡利之氏、本庶 佑氏、山下 昭氏、吉木 敬氏、吉田孝人氏、吉永 秀氏、渡邊 武氏、渡辺陽之輔氏
  3. 日本免疫学会賞と研究奨励賞が、以下のとおり決定しました。
    1. 第12回日本免疫学会賞
      • 改正恒康氏 「樹状細胞機能制御の分子基盤」
    2. 第4回日本免疫学会研究奨励賞 (5名・五十音順)
      • 植松 智氏 「小腸粘膜固有層のToll-like receptor 5を発現する樹状細胞の機能解析」
      • 小内伸幸氏 「樹状細胞分化とホメオスターシス」
      • 金城雄樹氏 「NKT細胞が認識する細菌由来糖脂質抗原の同定」
      • 篠原久明氏 「抗原受容体シグナルにおける NF-κB活性化機構解析」
      • 肥田 重明氏 「好塩基球を介した免疫応答制御」
  4. Melchers' Travel Awardについては、8名の応募があり、そのなかから5名を選考し、Travel Awardを授与しました。
  5. 「科学技術予算に関する行政刷新会議における事業仕分け評価についての要望書」を関係省庁大臣宛、提出しました。また、文部科学省では、今回行政刷新会議の事業仕分けの対象となった事業について、広く意見を募集しているので、積極的に意見を伝えてほしい旨を呼びかけました。
  6. 第14回国際免疫学会議(2010年8月に神戸で開催。)の準備状況がスライドにて、報告されました。また、既に演題募集受付が開始されているので、多数の投稿をお願いしました。投稿はこちらから→http://www.medacad.org/ici2010/abstract.html
  7. IUIS理事会報告がされました。また、FIMSAのAdvanced Courseについては、JSI学術集会とほぼ同じ日程だったため、JSIからの講師の派遣は見送ったことが報告されました。
  8. RCAI-JSI International Symposium on Immunologyが6月に、日中韓合同免疫シンポジウムが11月に開催されました。また、第39回学術集会用のスローガンを表すポスターを作成しました。
  9. サマースクールは2010年には開催されませんが、2011年は宮城県蔵王で開催の予定です。
  10. 本年度より従来の広報委員会を、ニュースレター及びホームページを担当する広報委員会と市民公開講座等アウトリーチ活動を担当する科学コミュニケーション委員会の二つの委員会に分けました。
  11. 「免疫ふしぎ未来2009」を始めアウトリーチ活動を東京の日本未来館を含め国内6都市で実施し、約3,000名が参加しました。
  12. 免疫学研究・教育に関する提言案を日本臨床免疫学会・日本アレルギー学会とともに作成し、現在最終調整中です。
  13. その他
  • 総会に参加した評議員より、「科学技術予算に関する行政刷新会議における事業仕分け評価について」、文部科学省では、今回行政刷新会議の事業仕分けの対象となった事業について、広く国民から意見を募集しているので、各会員およびその周辺の人々からの積極的な抗議してほしいとの要望がだされました。
.会員の叙勲、受賞のお知らせ
  • 多田富雄氏 平成21年度瑞宝重光章
  • 審良静男氏、谷口維紹氏 平成21年度文化功労者
  • 坂口志文氏 平成21年度紫綬褒章

(叙勲、受賞された方は事務局men-eki@s3.dion.ne.jpへご一報下さい。)

3.ホームページ活用のお願い

日本免疫学会では、ホームページに有用な情報をより迅速に掲載し、会員のためのサービスの向上、会員相互の交流(人材募集の掲載)、研究推進などのツールとして活用して頂くことを願っております。 

会員みなさまのより積極的な利用をお願いいたします。 

(事務局men-eki@s3.dion.ne.jpへご連絡下さい。)

 

文責:総務委員会委員長:中山俊憲、総務委員会副委員長:三宅健介