- 1.理事会だより
平成24年度第3回理事会が平成24年8月31日に東京医科歯科大学にて開催され、平成24年9月5日のメールによる持ち回り理事会にて、以下のとおり9月13日に承認されました。
議案として
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人事について
日本免疫学会の第44回(2015年)学術集会会長候補者に小安重夫氏、松島綱治氏、山本一彦氏(五十音順)が推薦されました。(12月に開催される評議員会での選挙と総会での承認を経て、最終決定の予定です。)また、理事長推薦理事として、石井直人氏(財務委員長)が承認されました。(総会での承認を経て、最終決定の予定です。) 学会のあり方検討委員会の委員長には、理事長推薦により瀧伸介氏が承認されました。
さらに、2012年10月から任期の始まる各種委員会(賞等選考委員会、学術委員会、国際交流委員会、出版委員会、教育推進委員会、広報委員会、科学コミュニケーション委員会、研究構想推進委員会)の委員交代が承認されました。 -
日本免疫学会賞・研究奨励賞について
第15回日本免疫学会賞はFagarasan, Sidonia氏 「IgA synthesis: a form of functional immune adaptation extending beyond gut」に決定しました。
また、第7回日本免疫学会研究奨励賞には、以下の5氏が決定しました。(五十音順)- 浅野謙一氏「マクロファージによる死細胞貪食の免疫学的意義、およびその臨床応用」
- 伊勢渉氏「抗体産生応答を制御する転写因子の機能解析」
- 齊藤達哉氏「パターン認識受容体を介した自然免疫応答における活性酸素種の役割に関する解析」
- 七田崇氏「脳梗塞後炎症における免疫応答の解明」
- 鈴木一博氏「免疫セマフォリン分子の機能解析と多光子励起顕微鏡を用いた生体イメージングによる免疫応答の可視化」
- その他
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功労会員候補者について
功労会員候補者を承認しました。功労会員候補者には理事長から連絡し、本人の功労会員になる意思を確認することとしました。 -
平成25年度予算案について
未だ平成24年度の決算が終了していないので、現時点での予算案が若干修正の上、仮承認されました。最終的には、次回理事会で承認され、総会に諮られる予定です。 -
日本免疫治療学研究会「医療機関における免疫細胞治療のガイドライン委員会」への外部委員推薦について
情報収集の目的も含めて、本学会より外部委員として、徳久剛史氏を推薦することとしました。 -
認定NPO法人設立について
議論の結果、日本免疫学会は、認定NPO法人設立の方向で、先ずは評議員の先生方に案内をさせていただき、本年12月に開催される評議員会ならびに総会での審議を経て設立準備の承認を得ることを確認しました。
<補足>
認定NPO法人制度とは、 NPO法人のうち、一定の要件を満たし、組織運営や事業活動が適正で公益の増進に資すると認められた法人を認定NPO法人として認定する制度です。
日本免疫学会は平成17年3月1日にNPO法人として認証され、これまで、実務的かつ機動的な学会運営をめざし活動をおこなってまいりました。さらなる実務的かつ機動的な学会運営をするためには、Fund-raisingはますます重要となることは言うまでもありません。そこで、下記にありますような、寄附の際の税制優遇が受けられる認定NPO法人への移行について、これまで理事会において議論してまいりました。
これまでは、認定の要件が大変厳しかったのですが、平成24年4月1日より、新たに仮認定制度も導入され、要件も、緩和されました。
この間、執行部で専門家を招き、勉強会を3月1日に行い、4月3日の理事会においても専門家を招き、認定NPO法人設立についての解説及び質疑応答をお願いし、勉強会の情報を基に議論をし、移行するための以下の要件を確認いたしました。
- 毎年3,000円以上の寄附者が平均100人以上必要である。
- 現実的には会員を中心に寄附を募ることになるが、これについては会費とは別に寄附いただく必要がある。
- 認定NPO法人であり続けるために、この寄附は単発ではなく将来的にも継続的に必要である。
また、認定NPO法人のメリットとしては、以下の税制優遇を受けることができます。
- 寄附者に対する税制優遇
- 個人が寄附した場合の寄附金控除
- 法人が寄附した場合の法人税の損金算入限の拡大
- 相続人が寄附した場合の非課税
- 認定NPO法人に対する税制優遇
- 「みなし寄附金制度」の活用
また、以下の件についての報告がありました。
- 前回理事会議事録及び持ち回り理事会審議結果報告の確認がされました。
- 第41回学術集会の開催について資料を確認しました。
- 第42回学術集会の開催について資料を確認しました。
- 小安重夫国際交流委員会委員長より、IUIS、FIMSAの現状について報告がありました。
IUISへの日本免疫学会の会費が、一人当たりUSD7.50 からUSD9.00に値上げされた旨、報告され、予算に計上することにしました。 - Int. Immunol. 誌編集の現状について、菊谷出版委員会委員長より資料を基に報告がなされた。
- 各種委員会報告
- 学術委員会より学術集会でのレビュートークスライドのHPの公開について説明がされ、審議の結果、セキュリティの強化を文言に追加することとして承認されました。
- 教育推進委員会より7月に開催されたサマースクールの活動と来年の計画並びに日本医学教育学会での本学会の紹介内容が報告されました。
- 広報委員会よりニュースレターを中心とした活動の報告がありました。
- 科学コミュニケーション委員会より「免疫ふしぎ未来2012」と地方活動を中心に報告がありました。
- 学会のあり方検討委員会より、これまでの答申(学生会費値下げ、事務局職員待遇改善等)の実績と、「学会員増加対策について」は次期委員会へ継続審議案件として持ち越したことが報告されました。
- 倫理・利益相反委員会より、8月29日に開催された第1回委員会での審議内容および今後の方針について報告がされました。
- 動物愛護法・実験動物・畜産動物の法改正の申し入れ・意見書について、理事会現在53件の申入書が学会宛に届いた旨紹介された。
- 2.学術集会について
第41回日本免疫学会学術集会は平成24年12月5日(水)から7日(金)まで、審良静男会長のもと神戸国際会議場・国際展示場、神戸ポートピアホテルで開催されます。<事前登録を原則としていますので、11月5日正午までにオンラインで事前登録をお願いいたします。>また、第42回日本免疫学会学術集会は平成25年12月11日(水)から13日(金)まで、清野宏会長のもと幕張メッセで開催される予定です。
- 3.会員の叙勲、受賞のお知らせ
- 坂口志文氏、2012年度学士院賞、米国NSA(National Academy of Sciences) Foreign Associate 選出
(叙勲、受賞された方は事務局men-eki@s3.dion.ne.jpへご一報下さい。)
- 4.ホームページ活用のお願い
日本免疫学会では、ホームページに有用な情報をより迅速に掲載し、会員のためのサービスの向上、会員相互の交流(人材募集の掲載)、研究推進などのツールとして活用して頂くことを願っております。
会員みなさまのより積極的な利用をお願いいたします。
(事務局men-eki@s3.dion.ne.jpへご連絡下さい。)
文責:総務委員会委員長 三宅健介、総務委員副委員長 樗木俊聡