2014年10月1日(水)の会務報告

1.理事会だより

平成26年度第3回理事会が平成26年9月10日に東京医科歯科大学M&Dタワー9階 大学院講義室4にて開催され、平成26年9月16日のメールによる持ち回り理事会にて、以下のとおり9月24日に承認されました。

 

議案として

  1. 第1号議案
    理事長推薦理事(総務委員会委員長・財務委員会委員長)について、総務委員長に樗木 俊聡氏、財務委員会委員長に石井 直人氏が満場異議なく承認されました。
  2. 第2号議案
    日本免疫学会の第46回(2017年)学術集会会長候補者は、烏山 一氏、菊谷 仁氏、山本 一彦氏(五十音順)が推薦されました。(12月に開催される評議員会での選挙と総会での承認を経て、最終決定の予定です。)
  3. 第3号議案
    2014年10月から任期の始まる賞等選考委員会、学術委員会の交代委員が理事による投票の結果、決定・承認されました。
  4. 第4号議案
    2014年10月から任期の始まる各種委員会(総務委員会・国際交流委員会・出版委員会・岸本忠三若手研究者育成事業推進委員会・きぼうプロジェクト選考評価委員会・教育推進委員会・広報委員会・科学コミュニケーション委員会・研究構想推進委員会)の委員交代が承認されました。
  5. 第5号議案
    日本免疫学会賞・ヒト免疫研究賞・女性免疫研究者賞・研究奨励賞受賞者について
    第17回(2014年)日本免疫学会賞は、安友 康二氏 「免疫難病の克服に向けた免疫調節の維持・破綻機構に関する研究」に決定しました。
    第1回 日本免疫学会ヒト免疫研究賞は、山本 一彦氏 「ヒト自己免疫疾患の解析」に決定しました。
    第1回 日本免疫学会女性免疫研究者賞は、稲葉 カヨ氏 「樹状細胞の機能解析」に決定しました。
    第9回 日本免疫学会研究奨励賞は、以下の5氏に決定しました。(五十音順)
    • 尾松 芳樹氏「造血幹細胞・前駆細胞と免疫細胞を維持するニッチの機能と形成機構の解析」
    • 倉島 洋介氏「体表面バリアにおけるマスト細胞の機能調節因子の探索と疾患治療に向けた取り組み」
    • 佐藤 荘氏「疾患特異的M2マクロファージの生体内での役割と分化機構の解明」
    • 西村 智氏「肥満脂肪組織における免疫細胞賦活化機構:生体分子イメージングによる解析」
    • 八木 良二氏「転写因子GATA3によるヘルパーT細胞および自然リンパ球の分化制御機構の研究」
  6. 第6号議案
    平成26年度免疫学博士課程学生支援採択者は、以下の5氏に決定しました。(五十音順)
    • 清家 正成氏 「造血幹細胞・前駆細胞の維持に必須の新規のニッチ由来分子の同定」
    • 永島 一樹氏 「M細胞による腸管恒常性維持機構の解明」
    • 永野 勇治氏 「腸管CD8+T細胞の数と機能に影響を与える常在腸内細菌種の同定単離とその臨床応用」
    • 中村 貴之氏 「炎症性腸疾患およびアトピー性皮膚炎におけるCD300aの機能解析」
    • 藤本 康介氏 「炎症性腸疾患のGWAS関連遺伝子をターゲットとした病態メカニズムの解明」
  7. 第7号議案
    平成27年度功労会員候補者に、菅村和夫氏、平野俊夫氏が満場異議なく承認されました。
  8. 第8号議案
    学会事務局就業規則改正について、資料の以下の一文のみ訂正し、その他の改正点については、そのまま承認されました。
    【特定非営利活動法人 日本免疫学会 就業規則】
    第26条 定年退職
    1.職員の定年は満65歳とし、定年に達した日の翌日をもって自然退職とする。
     ↓
    1.職員の定年は満65歳とし、定年に達した後の3月31日をもって退職とする。
  9. 第9号議案
    学会事務局職員給与について三宅総務委員会委員長より雇用契約書の説明がなされ、日本免疫学会事務局職員給与は、承認されました。
  10. その他以下の件について、審議しました。
  • 相反に関する細則及び懲戒規定のInternational Immunology COI への適用について
    様々な意見がだされましたが、それらを踏まえて、次回の理事会までに倫理・利益相反委員会を開催し、細則及び懲戒規定を完成させることとしました。
  • 新学術領域などにおける免疫関連領域への研究費振興について
    様々な角度から、日本免疫学会として今後どのような形で免疫領域を広くプロモーションすべきか議論なされ、今後継続して審議していくことを確認しました。
  • 日本免疫学会賞の公募規定の見直しについて
    斉藤賞等選考委員会委員長(議長兼任)より、学会賞については、最終候補2名の評価が拮抗し甲乙付けがたい場合のために、第18回(2015年)より、公募規定の選考方法をこれまでの「対象人数は毎年1名以内とする。」を「対象人数は毎年原則1名以内とする。」と変更して2名にできる余地をつくってはどうかという議案が出され、満場異議なく承認されました。
  • The Society for Mucosal Immunology (SMI) Co-Marketing Opportunityについて
    議長が出席者の意見を徴し、本学会ホームページにSMIの案内記事を載せる等の、限定的な部分に関し、協力して進める事が承認されました。

また、報告として

  1. 持ち回り理事会にて承認されている前回理事会議事録及びその他の持ち回り理事会審議結果の確認がされました。
  2. 湊第43回(2014年)日本免疫学会学術集会会長代理の河本副会長より資料を基に学術集会のスケジュール及び各セミナー・オーバービュートークの準備現状の報告がされました。
  3. 小安第44回(2015年)日本免疫学会学術集会会長より、プログラム委員会が立ち上がり、札幌での開催準備が進んでおり、学会前日午後に Cold Spring Harbor Symposium Asia のシンポジウムを企画する予定の旨報告されました。
  4. 小安国際交流委員会委員長より資料を基にIUIS、FIMSAの今後の総会及び学会開催日程の説明がされました。
  5. 菊谷出版委員長よりI.I.誌編集の現状について報告がされました。
  6. 各種委員会報告
    • 岸本忠三・若手研究者育成事業推進委員会より「きぼう」プロジェクトの募集開始・選考・採択に至る経緯の説明がされました。
    • 教育推進委員会より、第16回免疫サマースクールin小豆島の実施・収支報告、来年の計画・準備状況、日本医学教育学会のパネルディスカッションに参加した旨の報告がされました。
    • 広報委員会より、ニュースレターの活動を中心に報告され、完成した入会申込書の紹介も併せて行われました。
    • 科学コミュニケーション委員会より、ヨーロッパ免疫学会からの「からだをまもる免疫のふしぎ」の改訂依頼の件を中心に報告がされました。
    • 研究構想推進委員会より最新のサイエンスマップ等の資料を基に、日本学術会議・免疫学分科会と連携して今後の免疫学の研究の進め方に関して議論をすすめ、以前中間とりまとめを行なった提言の扱いに関して討論する予定である旨の報告がされました。
    • アメリカ免疫学会へのGuest symposiumについて 
  7. 2015年開催されるアメリカ免疫学会(AAI)に、昨年同様日本免疫学会がGuest Society Symposiumを開催し、免疫学会奨励賞受賞の5名を講師として派遣することになる旨が報告されました。
.学術集会について

第43回日本免疫学会学術集会は、平成26年12月10日(水)から12日(金)まで、湊長博会長のもと京都・国立京都国際会館で、発表等全て英語で開催されます。また、第44回日本免疫学会学術集会は、平成27年11月18日(水)から20日(金)まで、小安重夫会長のもと札幌・札幌コンベンションセンターで開催される予定です。

.会員の叙勲、受賞のお知らせ

平成26年度日本医師会医学賞

  • 東京大学医学部アレルギーリウマチ内科 山本 一彦 氏

(叙勲、受賞された方は事務局men-eki@s3.dion.ne.jpへご一報下さい。)

4.ホームページ活用のお願い

日本免疫学会では、ホームページに有用な情報をより迅速に掲載し、会員のためのサービスの向上、会員相互の交流(人材募集の掲載)、研究推進などのツールとして活用して頂くことを願っております。 

会員みなさまのより積極的な利用をお願いいたします。

 

(事務局men-eki@s3.dion.ne.jpへご連絡下さい。)

 

文責: 総務委員会 委員長; 三宅健介、 副委員長; 樗木俊聡