2015年12月14日(月)の会務報告

1.平成28年度通常総会について

平成28年度通常総会が平成27年11月19日に札幌コンベンションセンター  特別会議場(A会場)にて開催され、以下の議案が承認されました。NPO法人としての11回目の通常総会でしたが、会員の皆様のご協力を頂き、出席した社員(正会員+名誉・功労会員)数は2,211名(表決委任者及び議決権行使書提出者含む)で過半数以上の出席となり、成立しました。どうもありがとうございました。

 

議案として

  1. 平成27年度事業報告及び、活動計算書の説明と監査報告がなされ、承認されました。
  2. 平成28年度事業計画及び、活動予算書が承認されました。
  3. 学会組織(新役員及び新評議員の選任)について
    • 第20代日本免疫学会理事長に坂口志文氏が選出、承認されました(任期は平成28年12月12日~平成28年12月31日 + 平成29年1月1日~平成30年12月31日)。
    • 新理事(半数改選、任期は平成28年12月12日~平成28年12月31日 + 平成29年1月1日~平成32年12月31日)に、東みゆき氏、荒瀬尚氏*、樗木俊聡氏、大野博司氏、烏山一氏、清野宏氏、坂口志文氏**、山本一彦氏(五十音順)が選出、承認されました。
      * 理事任期(平成28年12月12日~平成28年12月31日 + 平成29年1月1日~平成30年12月31日)
      次点任期(平成31年1月1日~平成32年12月31日)
      ** 理事長任期(平成28年12月12日~平成30年12月31日)
      理事任期(平成31年1月1日~平成32年12月31日)
    • 新監事には、稲葉カヨ氏、湊長博(五十音順)が選出、承認されました(任期は平成28年12月12日~平成28年12月31日 + 平成29年1月1日~平成30年12月31日)。
    • 新評議員(半数改選、任期は平成28年10月1日~平成28年12月31日 + 平成29年1月1日~平成32年12月31日)に関しましては、定数(会員の6%以下)により、有効投票過半数を獲得した立候補者132名全員が選出、承認されました。
  4. 第47回(平成30年)日本免疫学会学術集会の会長に山本一彦氏が選出、承認されました。
  5. 役員・評議員任期変更が承認されました。これにより、役員の任期は1月1日より翌年の12月31日迄とし、評議員の任期も役員の任期に準ずることとしました。
  6. 定款及び細則・役員等選考規程の変更が承認されました。

また、報告として

  1. 樗木俊聡総務委員長より、年明けに本認定申請をする必要があることと、仮認定期間においても、パブリックサポートテスト「3,000円以上の寄附者が年平均100人以上であること」をクリアすることが必要なため、寄附等の協力をお願いしました。
  2. 正会員は海外を含めて3,645名、学生会員980名で合計4,625名(2015年10月1日現在)です。
  3. 日本免疫学会賞とヒト免疫研究賞、女性免疫研究者賞、研究奨励賞が、以下のとおり決定しました。
    1. 第18回日本免疫学会賞
      • 本田賢也氏「腸内細菌による免疫系制御機構の解明」
    2. 第2回日本免疫学会ヒト免疫研究賞
      • 西村泰治氏「ヒトT細胞の抗原認識と免疫応答の解析:その疾患感受性解析と免疫療法開発への応用」
    3. 第2回日本免疫学会女性免疫研究者賞
      • 東みゆき氏「共刺激分子の機能解析と免疫制御法開発」
    4. 第10回日本免疫学会研究奨励賞(4名・五十音順)
      • 後藤義幸氏「腸内細菌および3型自然リンパ球による腸管恒常性制御機構の解明」
      • 小松紀子氏「Foxp3?T細胞の分化可塑性と自己免疫性関節炎における重要性の解明」
      • 高田健介氏「胸腺プロテアソームを介したCD8?T細胞の正の選択に関する研究」
      • 平原潔氏「CD4 T細胞を介した免疫恒常性制御機構の解明」
  4. 学会員への一斉メール配信は、昨年度、一年間で52回行われました。正しいメールアドレスの登録を呼びかけました。
  5. 小安重夫国際交流委員長より、IUIS、FIMSAの活動報告がされました。
  6. 各種委員会報告が以下のとおりされました。
    • 賞等選考委員会:学会賞等各賞受賞者、Tadamitsu Kishimoto International Travel Award受賞者、Ursula and Fritz Melchers Travel Award受賞者の選定を行いました。
    • 学術委員会:副委員長に瀧伸介氏が就任しました。ICI2016のプログラム委員・座長・演者のノミネートしました。第4回日中韓合同免疫シンポジウムへの演者派遣ししました。AAI Annual Meeting でのGuest Society Symposiumを開催しました。
    • 出版委員会:I.I.を継続して出版しております。
    • 岸本忠三・若手研究者育成事業推進委員会: 平成28年度免疫学博士課程学生支援の募集要項を作成し、ポスター等により広く応募者を募り、きぼうプロジェクト選考・評価委員会にて採択者の選考を実施しました。また、平成27年度免疫学若手研究者自立支援の公募し、1次(書類)・2次(面接)選考を行いましたが、今回は採択見送りとしました。
    • 教育推進委員会:日独若手研究者交換制度参加者(3月開催のドイツ免疫学会 Spring School への派遣)の選考をしました。2015年7月21日~24日に淡路島の淡路夢舞台国際会議場にてサマースクールを開催しました。サマーインターンシップも実施し、6名が国内外のホストラボで実習を行いました。
    • 広報委員会:10月と4月の2回ニュースレターを発行し、ホームページの更新を週1回のペースで行いました。バナー公告は現在2社を掲載中です。
    • 科学コミュニケーション委員会:「免疫ふしぎ未来2015」を日本科学未来館で実施。また、北海道バージョンとして札幌市立白楊幼稚園にて出張講義を実施しました。
  7. 平成27年度 きぼうプロジェクト 免疫学博士課程学生支援採択者が以下の5名に決定しました。(五十音順)
    • 久保木恵理佳氏(東京薬科大学)「CD169マクロファージが制御する組織傷害及び修復の分子機構の解明」
    • 塩川萌氏(九州大学)「自己抗原と非自己抗原が誘導する異なったT細胞応答におけるErkの役割の解明」
    • 七野成之氏(東京大学)「慢性肺線維症における線維化の分子・細胞基盤の解明」
    • 松本尚樹氏(北海道大学)「α9インテグリンの新規リガンドXCL1/Lymphotactinの同定とその機能解析」
    • 三宅健介氏(東京医科歯科大学)「好塩基球と樹状細胞のトロゴサイトーシスによるTh2分化機構の解明」
  8. Tadamitsu Kishimoto International Travel Awardの公募は平成23年度より始まり、平成27年度は、前期に16名(日独若手研究者交換制度派遣2名含む)、後期に12名の合計28名に補助を行いました。本年度(平成28年度)も既に前期分の応募を開始しています。
  9. Ursula and Fritz Melchers Travel Awardについては、14名の応募があり、その中から5名を選考し、Awardを授与しました。
.会員の叙勲、受賞のお知らせ
  • 稲葉 カヨ氏、2015年度 武田医学賞

(叙勲、受賞された方は事務局men-eki@s3.dion.ne.jpへご一報下さい。)

3.ホームページ活用のお願い

日本免疫学会では、ホームページに有用な情報をより迅速に掲載し、会員のためのサービスの向上、会員相互の交流(人材募集の掲載)、研究推進などのツールとして活用して頂くことを願っております。 

会員みなさまのより積極的な利用をお願いいたします。

 

(事務局men-eki@s3.dion.ne.jpへご連絡下さい。)

 

文責:総務委員会委員長:樗木俊聡、総務委員会副委員長:熊ノ郷淳