- 1.平成30年度通常総会について
2019年度通常総会が平成30年12月11日に福岡国際会議場 メインホール (A会場)にて開催され、以下の議案が承認されました。NPO法人としての14回目の通常総会でしたが、会員の皆様のご協力をいただき、出席した社員(正会員+名誉・功労会員)数は1,974名(表決委任者及び議決権行使書提出者含む)で過半数以上の出席となり、成立しました。どうもありがとうございました。
議案として
- 平成30年度事業報告及び活動計算書の説明と監査報告がなされ、承認されました。
- 2019年度事業計画及び活動予算書が、承認されました。
- 新役員(理事長推薦理事・理事長代理を含む)が以下のとおり承認されました。
<任期 2019年1月1日~2020年12月31日> (五十音順 ・敬称略)
・理事長: 清野 宏
・理 事: 東 みゆき、荒瀬 尚、樗木俊聡、大野博司、烏山 一、久保允人、黒崎知博、反町典子、中山俊憲、三宅健介、山崎 晶、 山本一彦、 吉村昭彦
・監 事: 審良静男、坂口志文
・理事長推薦理事: 竹田 潔(総務委員会委員長)、高岡晃教(財務委員会委員長)
・理事長代理: 竹田 潔(総務委員会委員長)、高岡晃教(財務委員会委員長) (優先順) - 第50回(2021年)日本免疫学会学術集会の会長に渋谷 彰氏が選出、承認されました。
また、報告として
- 熊ノ郷淳総務委員長より、本認定特定非営利活動法人として認定期間においても、パブリックサポートテスト「3,000円以上の寄附者が年平均100人以上であること」をクリアすることが必要なため、寄附等の協力をお願いしました。
- 正会員は海外を含めて3,141名、学生会員810名で合計3,951名(2018年12月6日現在)です。
- 学会員への一斉メール配信は、昨年度、一年間で63回行われました。正しいメールアドレスの登録を呼びかけました。
- 今年度より稲葉カヨ先生、湊 長博先生が功労会員になられました。
- 2018年の日本免疫学会賞、ヒト免疫研究賞、女性免疫研究者賞、研究奨励賞が、以下のとおり決定しました。
- 第21回日本免疫学会賞
- 山崎 晶 氏 「免疫受容体による異物識別機構の研究」
- 第5回日本免疫学会ヒト免疫研究賞
- 河上 裕 氏 「ヒトがん免疫病態の解明によるがん免疫療法の開発」
- 第5回日本免疫学会女性免疫研究者賞
- 反町典子 氏 「オルガネラホメオスタシスを機軸とした炎症制御機構の解明」
- 第13回日本免疫学会研究奨励賞(5名・五十音順)
- 姜 秀辰 氏「腸管免疫ホメオスタシス維持における神経・免疫・代謝連関の解明」
- 金谷高史 氏「腸管免疫を発動するM細胞の分化機構に関する研究」
- 寺島明日香 氏「全身炎症疾患モデルマウスにおける骨髄環境の変容解明」
- 細川裕之 氏「転写因子によるT細胞分化および機能制御機構の解明」
- 王 静 氏「炎症応答における好中球の制御および動態の研究」
- 平成30年度 きぼうプロジェクト 免疫学博士課程学生支援採択者が以下の5名に決定しました。
- 宇佐美克紀 氏 (東北大学)「授乳期特有の乳腺での免疫発達を促す粘膜免疫ダイナミクスの解明」
- 小久保幸太 氏 (千葉大学)「糖質過剰摂取による喘息誘発のメカニズム解明」
- 杉原英俊 氏 (東京大学)「制御性T細胞を介した老化細胞の蓄積が筋ジストロフィー病態悪化に関与する可能性」
- 柘植彩花 氏 (名古屋大学)「制御性T細胞の生存特性シグナルを標的としたがん免疫治療の開発」
- 引地侑希 氏 (横浜市立大学)「 ILC2の2型サイトカイン産生における転写後発現制御機構の解明」
- Tadamitsu Kishimoto International Travel Awardの公募は、平成30年度は、前期に7名(日独若手研究者交換制度派遣2名含む)、後期に8名の合計17名に補助を行いました。本年度(2019年度)も既に前期分の応募を開始しています。
- Ursula and Fritz Melchers Travel Awardについては、12名の応募があり、その中から4名を選考し、Awardを授与しました。
- 小安重夫国際交流委員長代理より、IUIS、FIMSAの活動報告がされました。
- 各種委員会報告が以下のとおりされました。
- 賞等選考委員会:学会賞等各賞受賞者、Tadamitsu Kishimoto International Travel Award受賞者、Ursula and Fritz Melchers Travel Award受賞者の選定を行いました。
- 学術委員会:第47回学術集会の一般演題投稿カテゴリーの見直し・決定をしました。第46回日本免疫学会学術集会ベストプレゼンテーション賞受賞者を選定しました。第47回日本免疫学会学術集会ベストプレゼンテーション賞の受賞人数及び賞金額の決定をしました。
- 出版委員会:International Immunologyを継続して出版し、2017年インパクトファクターは過去最高の5.189を記録しました。
- 岸本忠三・若手研究者育成事業推進委員会:平成30年度免疫学若手研究者自立支援及び免疫学博士課程学生支援の応募者を、ポスター等により広く募り、きぼうプロジェクト選考・評価委員会にて採択者を選考しました。なお、免疫学若手研究者自立支援については、平成30年度は5名の応募があり、その内1名を採択しましたが、着任前に大学の教授職が決まったため、ご辞退いただきました。
- 教育推進委員会:日独若手研究者交換制度参加者(3月開催のドイツ免疫学会 Spring School への派遣)の選考しました。2018年8月20日~8月23日に指宿ベイヒルズにてサマースクールを開催。サマーインターンシップも実施し、15名がホストラボで実習を行いました。
- 広報委員会:10月と4月の2回ニュースレターを発行し、ホームページの更新を週1回のペースで行いました。また、運用経費削減のための、今年度からのホームページのレスポンシブデザイン化を準備しました。バナー広告は現在1社を掲載中です。
- 科学コミュニケーション委員会:「免疫ふしぎ未来2018」を8月に日本科学未来館で実施しました。また、1月と6月に北海道バージョンとして札幌市立きくすい幼稚園及び、ばんけい幼稚園にて出張講義(劇)を実施しました。
- 黒崎知博第48回学術集会会長より、準備状況の報告がされました。
2019年12月11日(水)~13日(金)・アクトシティ浜松にて開催予定。
- 2.会員の叙勲、受賞のお知らせ
- 木下タロウ氏(大阪大学) 2018年 紫綬褒章
- 横山茂之氏(理化学研究所) 2018年 武田医学賞
- 大野博司氏(理化学研究所) 平成30年度 野口英世記念医学賞
(叙勲、受賞された方は事務局info@meneki.or.jpへご一報下さい。)
- 3.ホームページ活用のお願い
日本免疫学会では、ホームページに有用な情報をより迅速に掲載し、会員のためのサービスの向上、会員相互の交流(人材募集の掲載)、研究推進などのツールとして活用して頂くことを願っております。
会員みなさまのより積極的な利用をお願いいたします。
(事務局info@meneki.or.jpへご連絡下さい。)
文責: 総務委員会委員長 熊ノ郷 淳、総務委員会副委員長 竹田 潔