2020年12月28日(月)の会務報告

1.2021年度通常総会について

2021年度臨時総会が2020年12月3日に東京大学医科学研究所(Zoomミーティング)にて開催され、以下の議案が承認されました。会員の皆様のご協力をいただき、出席した社員(正会員+名誉・功労会員)数は1,420名(表決委任者及び議決権行使書提出者含む)で過半数以上の出席となり、成立しました。どうもありがとうございました。

 

議案として

  1. 2020年度事業報告及び決算の説明と監査報告がなされ、承認されました。
  2. 2021年度事業計画及び活動予算が、承認されました。
  3. 新役員(理事長推薦理事・理事長代理を含む)が以下のとおり承認されました。

    <任期 2021年1月1日~2022年12月31日>  (五十音順・敬称略)

    ・理事長:小安重夫 

    ・理事:椛島健治、河本 宏、久保允人、熊ノ郷 淳、黒崎知博、渋谷 彰、反町典子、高柳 広、竹田 潔、中山俊憲、三宅健介、三宅幸子、山崎 晶、吉村昭彦

    ・監事:清野 宏、山本一彦

    ・理事長推薦理事:竹内 理(総務委員会委員長)、長谷耕二(財務委員会委員長)

    ・理事長代理:竹内 理(総務委員会委員長)、長谷耕二(財務委員会委員長) (優先順) 

また、報告として

  1. 竹田潔総務委員長より、本認定特定非営利活動法人として認定期間においても、パブリックサポートテスト「3,000円以上の寄附者が年平均100人以上であること」をクリアすることが必要なため、寄附等の協力をお願いしました。
  2. 正会員は海外を含めて2,751名、学生会員555名で合計3,306名(2020年11月30日現在)です。
  3. 学会員への一斉メール配信は、昨年度、一年間で49回行われました。正しいメールアドレスの登録を呼びかけました。
  4. 2019年の日本免疫学会賞、ヒト免疫研究賞、女性免疫研究者賞、研究奨励賞、2020年若手免疫学研究支援事業採択者、2020年若手女性研究者研究支援事業採択者が、以下のとおり決定しました。
    ☆2020年 第23回 日本免疫学会賞
     ・竹内 理 氏「自然免疫による病原体認識とその制御機構の解明」
     ・長谷耕二 氏「粘膜免疫応答の制御機構の解明」
    ☆2020年 第7回 日本免疫学会ヒト免疫研究賞
     ・金井隆典 氏「腸内細菌による免疫・神経反射の臓器関係破綻によるヒト消化器免疫疾患の病態の解明」
    ☆2020年 第7回 日本免疫学会女性免疫研究者賞
     ・三宅幸子 氏「インバリアントT細胞を介した炎症性疾患制御に関する研究」
    ☆2020年 第15回 日本免疫学会研究奨励賞 (五十音順)
     ・香山尚子 氏 「自然免疫細胞によるT細胞活性制御を介した腸管恒常性維持機構の解明」
     ・河野通仁 氏 「自己免疫性疾患におけるT細胞細胞内代謝の役割」
     ・寺尾知可史 氏「臨床応用を見据えた免疫疾患・形質のゲノム解析」
     ・丸橋拓海 氏 「抑制性免疫補助受容体LAG-3による自己反応性ヘルパーT細胞制御機構の解明」
     ・三上統久 氏「安定で効率的な制御性T細胞の作製法開発」
    ☆2020年若手免疫学研究支援事業
     ・伊藤美菜子 氏 「脳発達期・脳病態時における脳内免疫細胞の動態解明」
     ・鍋倉 宰 氏 「ナチュラルキラー細胞の適応免疫特性獲得の制御機構の研究」
     ・三宅健介 氏「好塩基球由来IL-4の慢性皮膚アレルギー炎症制御機構の解明」
    ☆2020年若手女性研究者研究支援事業
     ・神岡真理子 氏 「小腸部位特異的なパネート細胞の糖鎖修飾および機能の解析」
     ・香山尚子 氏「大腸非血球系細胞によるケモカイン CXCL12 産生を介した上皮恒常性維持機構の解明」
  5. 2020年度「きぼう」プロジェクト 免疫学博士課程学生支援採択者が以下の5名に決定しました。
     ・青木寛泰 氏「がん免疫療法に伴うT細胞受容体(TCR)レパトアの変動とその免疫学的な意義」
     ・遠藤将大 氏「制御性T細胞の胸腺内分化・機能・生体の恒常性維持におけるCD69分子の役割の解明」
     ・藤岡秀成 氏「ヒトTfh2 細胞の分化機構解析によるアレルギー病態解明」
     ・星谷圭徹 氏「組織特異的な自己免疫疾患制御におけるTregのTCRレパトアの役割の解明」
     ・矢島泰生 氏「IgE 抗体の親和性成熟を制御するIL-4/IL-13 シグナル依存性転写ネットワークの解明」
  6. 2020年度Tadamitsu Kishimoto International Travel Awardの公募は前期に9名(日独若手研究者交換制度派遣2名含む)が採択されましたが、参加予定会議は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により全て開催中止となったため、実際の賞金の授与はありませんでした。本年度(2021年度)も既に前期分の応募を開始しています。
  7. 各種委員会報告が以下のとおりされました。
    ・賞等選考委員会:学会賞等各賞受賞者、Tadamitsu Kishimoto International Travel Award・Ursula and Fritz Melchers Travel Award受賞者、2020年若手免疫学研究支援採択者、2020年若手女性研究者研究支援事業採択者の選定を行いました。各種財団の研究助成への学会推薦者選定を行いました。
    ・学術委員会:第49回学術集会実行委員会としてCOVID-19をテーマとした各種シンポジウムからパネルディスカッション、企業セミナーまで全体を企画アレンジしました。FIMSA2021スピーカーの候補者、IUIS 2022のScientific Program Committee memberの候補者、JSI Joint Symposium in ECI2021の演者候補者を選出しました。第48回日本免疫学会学術集会ベストプレゼンテーション賞受賞者を決定しました。
    ・出版委員会:International Immunology 出版を継続しました。International Immunology Outstanding Merit Award 2019受賞者を選定しました。日本免疫学会設立50周年特別記念号企画・発刊に向け準備をしました。
    ・岸本忠三・若手研究者育成事業推進委員会:2020年度免疫学若手研究者自立支援及び免疫学博士課程学生支援の応募者を、ポスター等により広く募り、きぼうプロジェクト選考・評価委員会にて採択者を選考しました。「きぼう」プロジェクト採択者口頭発表会開催しました。
    ・教育推進委員会:日独若手研究者交換制度参加者(3月開催予定だったドイツ免疫学会 Spring School への派遣)の選定を行いました。免疫サマースクール2020開催準備(新型コロナにより中止)をしました。
    ・広報委員会:10月と4月の2回ニュースレター(4月号は完全PDF)を発行しました。ホームページを日々更新しました。バナー広告は現在1社を掲載中です。
    ・科学コミュニケーション委員会:免疫ふしぎ未来2020北海道バージョンとしてオンライン特別授業実施しました。また、免疫ふしぎ未来2021のオンライン開催に向け実施方法検討・企画をしました。
    ・免疫若手アカデミー:若手免疫研究者、特に女性研究者の育成・支援(大学院修了以降の免疫研究の継続とステップアップを支援)を目的として、アドバイザー委員及び、若手実行メンバーによる「免疫若手アカデミー」を立ち上げ、「若手研究者の視点を活かした提言」をまとめる準備をしました。
  8. 第50回日本免疫学会学術集会の渋谷彰学術集会長より、オンサイトとオンラインによるハイブリッド開催に向けての準備状況の報告と、50周年記念事業の一環としての特別シンポジウム、能舞台、若手研究者企画によるシンポジウムの計画等が説明され、協力のお願いがされました。
    2021年12月8日(水)〜10日(金)・奈良県、春日野国際フォーラム甍で、サブタイトル「祈りと科学」にて開催予定です。
2.会員の叙勲、受賞のお知らせ
  • 該当者なし

(叙勲、受賞された方は事務局info@meneki.or.jpへご一報ください。)

3.ホームページ活用のお願い

日本免疫学会では、ホームページに有用な情報をより迅速に掲載し、会員のためのサービスの向上、会員相互の交流(人材募集の掲載)、研究推進などのツールとして活用して頂くことを願っております。 

会員みなさまのより積極的な利用をお願いいたします。

 

(事務局info@meneki.or.jpへご連絡ください。)

 

文責:総務委員会委員長:竹田 潔、総務委員会副委員長:竹内 理