2021年6月18日(金)の会務報告

1.理事会だより

2021年度第2回理事会が2021年5月14日に理化学研究所(Zoomミーティング)にて開催され、2021年5月19日のメールによる持ち回り理事会にて、以下のとおり6月2日に承認されました。

 

議案として

  1. 第1号議案 
    第49回日本免疫学会学術集会報告として、清野宏第49回学術集会会長より、資料をもとに説明がなされ、承認されました。
  2. 第2号議案 
    2021年度6月分の学会事務局職員の賞与額が、承認されました。
  3. その他以下の件について、審議しました。 
  • 第50回学術集会における共催セミナー録画データの企業Web ページでの公開等について
    第50回日本免疫学会学術集会の渋谷彰学術集会長より資料をもとに説明がなされ、以下の①、③に関しては、満場異議なく承認され、②については、実行委員会でどの様な仕組みが法的に問題ないかを調査したうえで、改めて持ち回り理事会に諮問することとしました。
    1.オンデマンド配信について
    ①国際シンポジウム
     許可が得られた講演者の発表を、オーバービュートークも含めて学会が公開(有期限)する。
    ②企業共催セミナー
     企業、座長ならびに講演者の許可が得られたばあい、学会が上記のように公開(有期限)する。
     さらに、希望する企業(主にテクニカルセミナー)は、独自に公開も可能とする(有期限または無期限)。2. 企業共催、スポンサー、展示等に関する告知メール配信
    ③プラチナ、ゴールドスポンサー企業のうち希望する場合は、学会事務局を通して学会員に配信する(一回)。
  • 高校生物の免疫学習指導要領・教科書・重要用語改訂を検討するための部会(高校生物教育部会) の設置について
    馬場義裕教育推進委員会委員長より資料をもとに説明がなされ、高校生物の免疫学習指導要領・教科書・重要用語改訂等の窓口となり、生物科学連合会議に参加する担当者に情報を適切に伝え、次回の改訂のチャンスを逃さない体制とするため、以下のメンバーを候補として、高校生物教育部会(仮)を設置し、進めることが満場異議なく承認されました。
     部会長:鍔田武志
     部会員:教育推進委員会員、教科書編集や監修を含め高校理科教育や生物の大学入試に携わったことのある、あるいはこれらに関心のある免疫学会員、学術会議委員や生物教育関連学協会のメンバーである免疫学会員から構成する。
    また、生物科学連合での担当委員会は、「生物教育・大学入試問題検討委員会」への参加を希望することが承認されました。
  • YouTubeチャンネル作成及び、動画用免疫細胞キャラクターデザインの外部委託ついて
    久保允人科学コミュニケーション委員会委員長より資料をもとにマーケティング調査の結果、チャンネルを作り上げていく上でクリアにしていく問題点及び、企画案の説明がなされました。議長が出席者の意見を徴したところ、以下の2点について科学コミュニケーション委員会と財務委員会が連携し、予算の範囲内で進めることが、満場異議なく承認されました。
     ①YouTubeチャンネル作成の外部委託
     ②動画用免疫細胞キャラクターデザインの外部委託
  • 日本免疫学会設立50周年記念事業のアルバム制作について
    植松智広報委員会委員長より資料をもとに日本免疫学会設立50周年記念事業のアルバム制作状況、レイアウト(案)及び、制作スケジュールについての説明がなされ、そのとおりにアルバムの編集を進めることが、満場異議なく承認されました。

また、報告として

  1. 持ち回り理事会にて承認された前回理事会議事録及び、その他の持ち回り理事会審議結果の確認がされました。
  2. 渋谷彰第50回(2021年)日本免疫学会学術集会会長より資料をもとに 、講演はWeb 開催(リモート)と現地開催を合わせたハイブリット開催を予定、ポスター発表は双方向性のWeb 開催(リモート)を予定し、スポンサー協賛も含めて、Web の活用がもたらす新しい可能性を積極的に模索している旨報告されました。また、50周年記念事業の一環としての特別シンポジウム、能披露、若手研究者企画によるシンポジウム等の準備状況も説明されました。
  3. 吉村昭彦第51回日本免疫学会学術集会会長より資料をもとに、熊本城ホールでの現地開催(ハイブリッド開催については、運営委託会社より収支面で厳しいとの報告を受けたため、現時点では現地開催予定)に向けて、下見を含め準備が進んでいる旨、報告されました。
  4. 2021年度「きぼう」プロジェクト免疫学博士課程学生支援の選考・採択に至る経緯と、採択者が岸本忠三・若手研究者育成事業推進委員会で承認された旨、報告されました。
  5. 審良静男出版委員会委員長より資料を基に、I.I.誌編集の現状について、投稿件数が2020年より、新型コロナの影響もあり減少してきている旨の報告が、学会員に積極的な投稿を呼び掛けのお願いとともになされました。また、I.I.で編集中の日本免疫学会設立50周年記念誌の編集状況もあわせて報告されました。
  6. 学会事務局より、中小企業庁が行っていた令和二年度補正持続化給付金事務事業への申請の経緯と、申請後給付された旨が、報告されました。
  7. 各種委員会報告
  • 教育推進委員会より、第22回免疫サマースクール2021(Web開催)の計画・準備状況が報告されました。また、2021 年度ドイツスプリングスクールは新型コロナウイルス感染拡大を考慮して延期しており、正式な招待状も届いていないため、公募はしばらく見合わせる旨も、報告されました。
  • 広報委員会より、ニュースレター編集・発刊状況、ホームページへの小安理事長による「新型コロナウイルスワクチンについて」のページを作成、アップロードしたこと等が報告されました。
  • 科学コミュニケーション委員会より、広島市健康づくりセンター健康科学館が主催した企画展「体を守る小さな戦士~免疫力のレベルを上げよ!~」を監修したことと、免疫ふしぎ未来2021準備状況が報告されました。
  • 研究構想推進委員会より、ワクチン忌避問題や、高校理科教科書問題、感染症との戦いに免疫学会としてどのように取り組むかについて委員会を開催し検討を進めている旨、報告されました。
  • 免疫若手アカデミーより、前回理事会で提案し進めることが承認された事項のうち、SNS(Facebook)のサイト開設に向けた会議の議事録とあわせ、現在試験的にサイトを立ち上げ、活動をスタートしている旨が報告されました。
  • 倫理・利益相反委員会より、臨床研究法が法律として制定されこれまでより厳しい指針が求められている現状、また「個人」だけでなく「組織」の利益相反の開示及び管理方法が求められている現状、海外では機関誌(医学雑誌)がファイナンシャルだけでなくノンファイナンシャルCOIの開示を求めるのが一般的になってきている点等の報告がなされ、今後倫理・利益相反委員会で提案内容の検討を進める旨報告されました。

 

持ち回り理事会記録 

2020年12月3日~2021年5月14日に以下のとおり3回が開催されました。

  1. 2021年度第1回理事会議事録(案)の承認の件
    2020年12月16日に審議をし、同28日に承認されました。
  2. VIRTUAL IMMUNOLOGY2021(AAI) Guest Society Symposium 参加・不参加について
    2021年1月7日に審議をし、同18日に承認されました。
  3. 新型コロナに対する理事長メッセージの承認等についての件
    2021年3月8日に審議をし、同17日に承認されました。

 

2.学術集会について

第50回日本免疫学会学術集会は、2021年12月8日(水)から10日(金)まで、渋谷彰会長のもと奈良春日野国際フォーラム甍で、発表等全て英語で、オンラインとオンサイトのハイブリッド方式で開催されます。また、第51回日本免疫学会学術集会は、吉村昭彦会長のもと熊本城ホールで開催される予定です。

3.会員の叙勲、受賞のお知らせ
  • 該当者なし

(叙勲、受賞された方は事務局info@meneki.or.jpへご一報ください。)

4.ホームページ活用のお願い

日本免疫学会では、ホームページに有用な情報をより迅速に掲載し、会員のためのサービスの向上、会員相互の交流(人材募集の掲載)、研究推進などのツールとして活用していただくことを願っております。 

会員みなさまのより積極的な利用をお願いいたします。

 

(事務局info@meneki.or.jpへご連絡下さい。)

 

文責:  総務委員会 委員長; 竹内理、 副委員長; 山崎晶