2022年5月9日(月)の会務報告

1.理事会だより

2022年度第2回理事会が2022年4月5日(理化学研究所(Zoomミーティング))に開催され、2022年4月11日のメールによる持ち回り理事会にて、以下のとおり4月20日に承認されました。

 

議案として

  1. 第1号議案 
    第50回日本免疫学会学術集会報告として、渋谷彰第50回学術集会会長より資料をもとに説明がなされ、承認されました。

  2. 第2号議案 
    岸本忠三・若手研究者育成事業推進委員会及び、「きぼう」プロジェクト選考・評価委員会委員長を以下のとおり交代することが承認されました。(敬称略)
    ・岸本忠三・若手研究者育成事業推進委員会 (任期:2022年4月5日~2022年12月31日)
     新委員長: 竹田 潔
    ・「きぼう」プロジェクト選考・評価委員会 (任期:2022年4月5日~2022年12月31日)
     新委員長: 竹田 潔

  3. 第3号議案
    免疫ふしぎ未来2019実行委員会委員が、以下の通りに承認されました。(敬称略)
    [実行委員長]
     田原聡子(筑波大)、田中ゆり子(東邦大)
    [副委員長]
     若松英(東京医科大)
    [実行委員]
     安達貴弘**(医科歯科大)、石亀晴道**(理研IMS)、石渡賢治**(慈恵医大)、伊藤美菜子**(九州大)、井上信一**(長崎大)、江島耕二(北里大)、大島大輔**(東邦大)、小川修平**(理科大)、奥山祐子**(東北大)、倉島洋介**(千葉大)、小嶋英史(獨協医科大)、小林哲郎**(理研IMS)、小林俊彦(国際医療センター)、佐々木崇晴**(順天堂大)、下川周子**(感染研)、砂押正章**(量子科学技術研究開発機構)、関 崇生**(東邦大)、関谷高史**(国際医療センター)、谷口智憲**(京大)、田之上 大**(慶應大)、為広紀正**(内閣府食品安全委員会事務局)、常世田好司(鳥取大)、豊島翔太**(日医大)、中島沙恵子**(京大)、中司寛子**(慶應大)、長畑洋佑**(京大)、林崎浩史**(慈恵医大)、原田陽介**(理科大)、飛騨野真也**(国際医療センター)、福井竜太郎**(東大)、町山裕亮**(東京医科大)、宮内浩典**(理研IMS)、三宅健介**(医科歯科大)、三宅靖延(佐賀大)、宮崎幸造**(国際医療センター)、宮島倫生**(理研IMS)、武藤哲彦**(東北大)、村上龍一**(東大)、室 龍之介**(東大)、本村泰隆**(阪大)、森山彩野**(感染研)、山﨑 創**(東邦大)、山崎達也**(愛知医科大)、吉川宗一郎**(岡山大)
    **評議員でないため、協力委員として承認されました。

  4. 第4号議案
    IUIS新理事の日本免疫学会からの候補者が以下のとおり承認されました。(敬称略)
    ・新理事候補 茂呂和世(大阪大学)

  5. 第5号議案
    2023年度評議員会及び通常総会は、一昨年、昨年と同様に、今年も学術集会とは別日程で、評議員会・通常総会を同日にWeb開催することとし、後日日程調整を進める旨が承認されました。

  6. 第6号議案
    2022年度6月分の学会事務局職員の賞与額が、承認されました。

  7. その他
    以下の件について、審議しました。 
  • 免疫若手アカデミーのあり方について
    竹内理総務委員会委員長より資料をもとに、免疫若手アカデミーのこれまでの活動において顕在化した問題点や、それに対するアドバイザー委員会及び執行部での議論の経緯説明がなされ、以下のとおり出席理事の間で承認され、後日持ち回り理事会に諮ることとしました。
     
    ・「キャリアパス・男女共同参画委員会」を新たに発足し、現免疫若手アカデミーの4つの課題のうち、若手研究者と女性研究者のキャリアパス及び男女共同参画の問題に対応する。委員会新委員長は東みゆき氏にお願いすることとし、委員構成については、現免疫若手アカデミーアドバイザー委員にシフト(現若手実行メンバーの中で、希望者があれば新委員会に加わることも可能)していただいたうえ、より若い世代の加入も含め、東委員長に一任し、持ち回り理事会に諮る。
    ・「キャリアパス・男女共同参画委員会」に50万円程度の予算を措置し、男女共同参画の推進に向けた活動を計画してもらう。
    ・残り2つの課題である、学術集会との連携プログラムと会員増加対策については、現免疫若手アカデミー若手実行メンバーに継続の意思を確認後、継続の承諾を得られたメンバーで「免疫若手アカデミー」として活動いただく。リーダーは、岩村憲氏にお願いする。また、今後、免疫若手アカデミーは、執行部直轄組織とし、提案等は執行部が対応することとし、若手実行メンバーから新事業等の提案が示された場合、その時点で、執行部会にて検討し、予算を計上できる。
    ・男女共同参画については、今後も執行部内で理事会や学術集会演者の女性比率を上げることや次期執行部への女性加入を継続して検討していく。

  • JSI-JSA Joint Sessionの実施について
    久保允人理事より資料をもとにJSI-JSA Joint Sessionの実施細則の説明がなされ、演者の選定に柔軟性を持たせるため、以下細則の2項に「程度」という文言を加えて、日本アレルギー学会側に検討をお願いし、継続する方向で進めることが出席理事の間で承認され、後日持ち回り理事会に諮ることとしました。

    2. 日本免疫学会学術大会中のJSI-JSA Joint Session は、日本免疫学会が日本アレルギー学会と協議の上で企画し、座長2名と演者4名はそれぞれの学会から選出する(原則的に座長及び演者はそれぞれの学会同数とする)。
     ↓
    2. 日本免疫学会学術大会中のJSI-JSA Joint Session は、日本免疫学会が日本アレルギー学会と協議の上で企画し、座長2名と演者4名程度はそれぞれの学会から選出する(原則的に座長及び演者はそれぞれの学会同数とする)。

    3. 日本アレルギー学会学術大会中のJSA-JSI Joint Session は、日本アレルギー学会が日本免疫学会と協議の上で企画し、座長2 名と演者4 名はそれぞれの学会から選出する(原則的に座長及び演者はそれぞれの学会同数とする)。
     ↓
    3. 日本アレルギー学会学術大会中のJSA-JSI Joint Session は、日本アレルギー学会が日本免疫学会と協議の上で企画し、座長2 名と演者4 名程度はそれぞれの学会から選出する(原則的に座長及び演者はそれぞれの学会同数とする)。

また、報告として

  1.  持ち回り理事会にて承認されている前回理事会議事録及びその持ち回り理事会審議結果の確認がなされました。
  2. 吉村昭彦第51回(2022年)日本免疫学会学術集会会長より資料をもとに、熊本城ホールにて基本的には現地開催(一部ハイブリッド含む)を予定しているが、コロナの感染状況により時期をみて臨機応変に対応する旨報告されました。また、シンポジウム(オンライン・オンデマンド有り)の内容が決定し、現在演者に依頼状の発送を進めている旨と、共催セミナーの募集も行っている旨についても報告されました。
  3. 第52回日本免疫学会学術集会は、2023年12月5日(火)~7(木)の日程で幕張メッセにて開催予定の旨が報告されました。また、実行委員会組織の紹介と、これからプログラムを組む予定であること、千葉県と千葉市からの国際会議開催助成金交付資格も延長されている旨も報告されました。
  4. 2022年度「きぼう」プロジェクト免疫学博士課程学生支援「3年間支援」及び、昨年度からスタートした「2年間支援」の選考・採択に至る経緯が報告されました。
  5. 審良静男出版委員会委員長より資料をもとに、I.I.誌編集の現状について、学会員に積極的な投稿を呼び掛けのお願いとともに報告されました。
  6. 各種委員会報告
  • 国際交流委員会より、IUISについては、2022年に南アフリカで開催予定であったが、COVID-19の影響で2023年11月27日―12月2日に延期となり、次期Council memberやExecutive committeeの選挙は2022年にオンラインで行われる予定で、日本からは茂呂和世氏がCouncilorに立候補予定の旨、報告されました。また、FIMSAについては、Presidentとして Dr. Sunil Arora (India), Vice presidentとして竹内理氏, Secretary GeneralとしてDr. Bo Huang (China)、 Treasurerとして竹田潔氏が就任し、2024年までの3年間、この体制で運営される旨報告されました。また、JSIから茂呂和世氏が新たにCouncil memberに就任、2022年のFIMSA Immunology courseはHong Kongで開催予定、2023年12月にFIMSA Advanced Training Courseを千葉でJSIが主催し開催する予定、2022年12月に竹内理氏をオーガナイザーとして第4回日中韓合同シンポジウムを予定している旨も報告されました。
  • 学術委員会より、委員会を開催し、IMS-JSI international SymposiumのJSIからのプログラム委員として学術委員会から竹田潔氏、三宅幸子氏、堀昌平氏を選出したこと及び、第50回学術集会の一般演題募集カテゴリー、座長候補の見直しおよびコーディネーター選出を行った旨が報告されました。
  • 教育推進委員会より、2022年度ドイツスプリングスクールは7件の応募があり、委員会にて選考のうえ2名を採択したが、残念ながら新型コロナウイルス感染拡大による所属大学の渡航規制により、2名とも辞退された旨が、ドイツ免疫学会からは来年度も2名分の席は確保しておくとの連絡があった旨と合わせて報告されました。また、第22回免疫サマースクール2022 in 大阪の計画・日程・準備状況が報告されました。完全対面開催で、ホテルではなく、大学施設を使用します。
  • 高校生物教育・教科書検討実行委員会より、生物科学学会連合の生物教育・大学入試検討委員会において、「高等学校の生物教育における教育用語集」を作成する事業計画を進めている旨が報告されました。また、それに合わせて学会でも委員会を開催し、1回目で現在の免疫学の知識を背景に、免疫学領域の重要語の選定、重要語の定義と概念の明確化を行なっていく事を討議し、2回目で高校理科教科書およびText book (Parham The Immune System, Male et al. Immunology)の記載を参考に免疫、獲得免疫、自然免疫の概念および定義について意見交換を行った旨も報告されました。
  • 広報委員会より、ニュースレターの編集状況、ホームページの更新状況が報告されました。
  • 科学コミュニケーション委員会より、免疫ふしぎ未来2022をハイブリッド開催(オンデマンド有り)に向けて準備している旨、報告されました。また、今後、高騰する顕微鏡のレンタル代を削減するため、学会で顕微鏡を購入した場合の保管場所(レンタルスペース)の確保計画について、財務委員会に確認のうえ、必要であれば理事会に諮る旨、説明されました。
  • 免疫若手アカデミーより、免疫若手アカデミーの合同委員会を開催しこれまでの活動総括を行い、若手実行メンバーへの負担等、色々な問題点が出てきたこと、それを受けてアドバイザー委員会を開催し、対応を協議したことが報告されました。
  • 研究構想推進委員会より、委員会を開催し、将来のパンデミックに備えた免疫学研究のあり方の議論を行っている旨、報告されました。また、トップダウン構想として、フラッグシップ・シナジー拠点、SCARDA構想が動いており、こうした動きの中で日本の免疫学の研究力を結集して課題の解決に当たっていく必要があるなかで、免疫学会として、学術集会等のプログラムへアクションを加え、学会員の問題意識共有するような取り組みも必要ではないかとの問題提起がなされました。今後委員会の役割として、研究者と行政機関、科学政策意思決定機関とのパイプライン構築と強化のための方策及び、学会での窓口の設置も検討することも報告されました。
  • 倫理・利益相反委員会より、日本医学会がCOI管理ガイドラインの改訂(世界統一基準のCOI申告フォーム)を予定しており、今後、そのガイドラインの最終版がでれば、それに対応して、免疫学会はどうするかを検討することになる旨報告されました。

 

持ち回り理事会記録 

2021年11月30日~2022年4月5日に以下のとおり1回が開催されました。

  1. 2022年度第1回理事会議事録(案)の承認の件
    2021年12月6日に審議をし、同23日に承認されました。

 

2.学術集会について

第51回日本免疫学会学術集会は、2022年12月7日(水)から9日(金)まで、吉村昭彦学術集会長のもと熊本城ホールで、発表等全て英語にてハイブリッド方式で開催されます。また、第52回日本免疫学会学術集会は、中山俊憲会長のもと幕張メッセで開催される予定です。

3.会員の叙勲、受賞のお知らせ
  • 吉村 昭彦 氏 2022 ICIS-Pfizer Award for Excellence in Cytokine & Interferon Research

(叙勲、受賞された方は事務局info@meneki.or.jpへご一報ください。)

4.ホームページ活用のお願い

日本免疫学会では、ホームページに有用な情報をより迅速に掲載し、会員のためのサービスの向上、会員相互の交流(人材募集の掲載)、研究推進などのツールとして活用していただくことを願っております。 

会員みなさまのより積極的な利用をお願いいたします。

 

(事務局info@meneki.or.jpへご連絡ください。)

 

文責:  総務委員会 委員長; 竹内理、 副委員長; 山崎晶