- 1.理事会だより
2023年度第2回理事会が2023年4月12日に理化学研究所(Zoomミーティング)にて開催され、2023年4月21日のメールによる持ち回り理事会にて、以下のとおり5月9日に承認されました。
議案として
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第1号議案
第51回日本免疫学会学術集会開催報告として、吉村昭彦第51回学術集会会長より資料をもとに説明がなされ、承認されました。
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第2号議案
第53回日本免疫学会学術集会と第61回日本消化器免疫学会の完全合同開催の件について、大野博司第53回学術集会会長より説明がなされ、満場異議なく承認されました。
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第3号議案
日本免疫学会 ヒト免疫研究賞及び、女性免疫研究者賞の件について、岡田峰陽財務委員会委員長より、モデルナ・ジャパン株式会社からの支援を受け、各賞の募集要項にその旨を追記し、募集を開始することが説明され、満場異議なく承認されました。 -
第4号議案
ダイバーシティ・キャリア支援委員会副委員長が、以下のとおり満場異議なく承認されました。なお、副委員長は、2024年1月1日に委員長に就任予定です。
・ダイバーシティ・キャリア支援委員会副委員長 澤 新一郎 氏
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第5号議案
渋谷和子ダイバーシティ・キャリア支援委員会委員長より以下の評議員内規の改正案の説明がなされ、以下の改正箇所(案)について、今一度ダイバーシティ・キャリア支援委員会及び執行部にて議論をし、改めて持ち回り理事会に諮ることとしました。
(1)評議員の資格
②免疫学を10年以上専攻した者
↓
②免疫学または関連分野を10年以上専攻した者
なお、評議員内規の以下の改正箇所については、出席理事に異議なく承認されましたが、上記の改正箇所と併せて、後日持ち回り理事会に諮ることとしました。
(1)評議員の資格
①日本免疫学会会員として5年以上在籍した者
↓
①原則として日本免疫学会会員として5年以上在籍した者
③大学、研究所、その他において免疫学に関する職務に従事している者
↓
③大学、研究所、その他において免疫学または関連分野に関する職務に従事している者
追加 ④原則として直近の学術集会5回のうち1回以上参加している者
(2)評議員の選出方法
①改選の対象となる評議員は、継続の意思を表明した場合に限り、被選挙権を保有する。
↓
①改選の対象となる評議員は、評議員資格を満たしていること、かつ継続の意思を表明した場合に限り、被選挙権を保有する。
②新規評議員立候補者は、資格のすべてを満たしたもので、名誉会員、功労会員、現評議員のうち、3名の推薦状および評議員申請書(略歴、代表論文リストを含む)を改選前年度の7月末までに理事会に提出する。
↓
②新規評議員立候補者は、資格のすべてを満たしたもので、名誉会員、功労会員、現評議員のうち、2名の推薦状および評議員申請書(略歴、代表論文リストを含む)を改選前年度の7月末までに理事会に提出する。
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第6号議案
免疫ふしぎ未来2023の実行委員会委員が、以下の通り承認されました。(敬称略)
[実行委員長]
常世田好司(鳥取大)
[副委員長]
倉島洋介(千葉大)、若松英(東京医科大)
[実行委員]
石渡賢治**(慈恵医大)、伊藤美菜子**(九州大)、伊勢まりい**(東邦大)、上田祐司(獨協医科大)、江島耕二(北里大)、遠藤裕介(かずさDNA研)、大島大輔**(東邦大)、大洞将嗣(順天大)、小川修平**(東京理科大)、奥山祐子**(東北大)、片平泰弘**(東京医科大)、國石茉里**(富山大)、小嶋英史(獨協医科大)、小林哲郎**(理研)、佐々木崇晴**(順天大)、下川周子**(感染研)、砂押正章**(量子科学技術研究開発機構)、関崇生**(東邦大)、関谷高史**(国際医療センター)、高田健介**(獣医学研)、高村史記**(理研)、竹内新(東京医科大)、田中ゆり子(東邦大)、谷口智憲**(京大)、豊島翔太**(日本医科大)、中島沙恵子**(京大)、永田健斗**(量子科学技術研究開発機構)、中司寛子**(千葉大)、西井慧美**(順天大)、仁科隆史**(東邦大)、林崎浩史**(慈恵医大)、飛騨野真也**(国際医療センター)、福井竜太郎**(東大)、町山裕亮**(東京医科大)、宮井智浩**(理研)、宮内浩典**(感染研)、三宅健介**(医科歯科大)、三宅靖延(佐賀大)、宮崎幸造**(国際医療センター)、宮島倫生**(慶應大)、村上龍一(東大)、村田暁彦**(鳥取大)、室龍之介**(東大)、本村泰隆(阪大)、森山彩野**(感染研)、山﨑創(東邦大)、吉川宗一郎**(順天大)
**評議員でないため、協力委員として承認されました。
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第7号議案
2023年度6月分の学会事務局職員の賞与額が、承認されました。
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その他
以下の件について、審議しました。
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研究構想推進委員会の今後の方向性について
「研究構想推進委員会」の発足の経緯の説明と併せて、学術会議の免疫学分科会委員長であり、委員会発足時の委員長の小安重夫先生及び、研究構想推進委員会委員長の反町典子先生と相談した結果、同委員会の当初の役割は果たしたので、一旦終了し、今後のタスクフォースについては、執行部で必要に応じて対応することとしたい旨、説明がなされ、議論の結果、本件については、後日持ち回り理事会に諮ることとしました。
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学生会員(修士・学部生)の会費を無料にする件について
山崎晶総務委員長より、学会の会員数の減少を食い止めるため、修士の学生と学部学生の会費を無料にするという提案がなされました。また、試算の結果、無料にすることによる減収は限定的で、若い学生へのメッセージ性は強いであろう旨も説明がなされ、議論の結果、本件については、後日持ち回り理事会に諮ることとしました。
また、報告として
- 持ち回り理事会にて承認された前回理事会議事録及びその他の持ち回り理事会審議結果が確認されました
- 第52回日本免疫学会学術集会の中山俊憲学術集会長代理で、平原潔事務局長より、幕張メッセでの暫定開催スケジュール、プログラム計画予定及び、その他の準備状況が報告されました。また、今回は現地開催(オンライン・オンデマンドなし)のため、招待講演者交流会及び会員懇親会の開催を予定している旨も報告されました。また、学術集会開催の前に、国際交流委員会の竹田潔先生、竹内理先生のご尽力により第5回日中韓免疫シンポジウム(クロス・ウェーブ幕張)、FIMSA Advanced Training Courseが連動開催される旨も報告されました。
- 第53回日本免疫学会学術集会の大野博司学術集会長より、第53回学術集会は日本消化器免疫学会との合同開催(同会場/出島メッセ長崎)とする旨説明され、今後、プログラム委員会の編成や、協賛企業への趣意書作成等具体的な準備を開始していく旨が報告されました。
- 竹田潔岸本忠三・若手研究者育成事業推進委員会委員長より、「きぼう」プロジェクト2023年度免疫学博士課程学生支援「3年間支援」及び、「2年間支援」の選考・採択に至る経緯の報告と、応募者の少ない「2年間支援」への積極的な対象学生推薦のお願いがなされました。
- 若手免疫学研究推進事業の募集要項に若干の修正(事業名が若手免疫学研究支援事業から若手免疫学研究推進事業に変更を含む。)がなされ、募集を開始している旨が報告されました。
- 日本医学会連合事務局より、新たに設置する「選挙管理委員会」の委員の推薦依頼があり、執行部で検討した結果、役職指定として総務副委員長(今回は安友康二氏)を推薦した旨が報告されました。
- 第3回日本医学会連合基礎部会Rising Starリトリートについて、執行部にて議論した結果、引き続き、高岡晃教先生と西城忍先生に世話人を務めていただくこととした旨が報告されました。
- 鍔田武志高校生物教育・教科書検討実行委員会委員長より、日本医学会分科会用語委員会で議論されている医学用語辞典の改訂についてのアンケート結果をもととした現状の報告と併せて、免疫学会でこれまで作成していなかった用語集の作成についても今後検討していく必要がある旨が報告されました。
- 鍔田武志高校生物教育・教科書検討実行委員会委員長より、生物科学学会連合の第 27回定例会議報告として、今年から生科連の執行部が代わり、軸となる3つの委員会(研究費人材育成委員会、生物教育大学入試問題委員会、地球生物プロジェクト委員会)でそれぞれ議論が進められている旨が報告されました。また、生科連の会長より、研究認知度向上のため、報道機関に科学研究関連記事でのdoi 、Pubmed IDなどで原典を引用することの要請及び、研究者もプレスリリースの際にはdoi, Pubmed ID記載の励行のお願いがなされた旨も報告されました。また、男女共同参画学協会連合会の紹介もなされました。
- 欠席の審良静男出版委員会委員長代理で山崎総務委員長より資料をもとに、I.I.誌の減少傾向にある投稿数の現状について、学会員への積極的な投稿の呼び掛けのお願いとともに報告されました。
- 各種委員会報告
- 国際交流委員会より、IUISについては、2023年11月27日~12月2日に南アフリカ(ケープタウン)にて開催予定で、Registration、 Abstract submissionが始まっている旨、報告されました。また、FIMSAについては、IUIS2023にTravel fellowshipを出す予定であること、FIMSA Training Course 2023を2024年1月15~16日に幕張メッセで開催予定であることが報告されました。また、第5回日中韓免疫シンポジウムは2024年1月13~15日にFIMSA Advanced Training Courseと併せて幕張(クロス・ウェーブ幕張)にて開催予定の旨も報告されました。また、フランス免疫学会との間で、JSI-SFI Joint Webinar Seriesの開催で合意し、3か月に1回程度、日本、フランス側から1名ずつの講演によるWebinarをこれから企画する旨も報告されました。
- 学術委員会より、委員会を開催し、第52回学術集会の一般演題募集カテゴリー、座長候補の見直しおよびコーディネーター選出を行った旨が報告されました。また、第52回学術集会では、ベストポスター賞、ディスカッサー及び、Late Breaking Abstractは実施しないこととした旨も報告されました。また、2024年開催予定のIMS-JSI international SymposiumのJSIからのプログラム委員として学術委員会から三宅幸子氏、竹内理氏、新藏礼子氏を選出したことも報告されました。
- 教育推進委員会より、2023年度ドイツスプリングスクールは6件の応募があり、委員会にて選考のうえ2名を採択し、賞金の30万円は、スクール前後のドイツ国内のラボ訪問(交通費・宿泊費)にも使用することを可能とした旨が報告されました。また、同スプリングスクールの受給対象者として外国人留学生が適切かどうかについて議論した結果、外国人でも日本に定住することや、他国に移っても本制度の良い宣伝になる可能性が期待できることから、外国人留学生も応募資格ありとすることとした旨が報告されました。また、現在、選考は書面審査で行っているが、英語力やスクール参加および二国間交流の意気込みなどを応募者から直接聞くことで、より適切な評価が期待できるという観点から、来年度からweb面接を行うこととした旨も報告されました。最後に免疫サマースクール2023 in 福岡の計画・日程・準備状況が報告されました。完全対面開催で、ホテルは1名利用の個室を用意。
- 高校生物教育・教科書検討実行委員会より、免疫学会ニュースレターで高校生物の重要語の改訂についてのこれまでの経緯を報告するにあたり、その原稿ついての審議を行なった旨、報告されました。また、ニュースレターに掲載されたのちに、本委員会で選定した重要語の改定案について学会員からのパブコメで意見募集を行うこととした旨も報告されました。また、日本医学会用語管理委員会から学会が設けている用語集についてのアンケートがあり、免疫学会としては用語集がないこと、また、現在高校理科の重要語についての検討を行なっており、今後医学会とも連携して進めたいと回答した旨、報告されました。
- 広報委員会より、ニュースレターの編集状況、ホームページの更新状況が報告されました。また、2023年4月に東京国際フォーラムで開催される第31回日本医学会総会に展示する分科会紹介パネルの掲載データを作成し、第31回日本医学会総会展示準備室に提出した旨も報告されました。
- 科学コミュニケーション委員会より資料をもとに、免疫ふしぎ未来2023を昨年に引き続き、ハイブリッド開催に向けて準備している旨及び3月に鳥取と北海道でのアウトリーチ活動が開催された旨、報告されました。また、アトラクション予約をオンラインで行い(オンラインは携帯からもアクセス可能)、またQRコードによる入場を行うことで、感染状況に関係なく、密な環境をなくすように計画してる旨も報告されました。また、文部科学省の後援許可を得たこと、配布用チラシのデザインを現在作成中で、間もなく配布できる旨も報告されました。
- ダイバーシティ・キャリア支援委員会より、ダイバーシティ・キャリア支援の一環として、評議員の性別や年齢分布の多様化を図る目的で、評議員内規の改正及び、同委員会の副委員長の選出について検討し、理事会に提出する案を作成した旨、報告されました。また、ダイバーシティやキャリアパスの問題点や要望などについての情報を収集し、今後の学会運営にいかすため、全会員に向けて行ったアンケート調査の回答結果(331件)については現在解析中で、今後結果がまとまり次第、改めて理事会に報告し、抽出された問題点の解決策等について提案する旨が報告されました。
- 研究構想推進委員会より、研究構想推進委員会・免疫分科会合同会議 議事録の報告されました。
持ち回り理事会記録
2022年12月6日~2023年4月12日に、以下のとおり2回開催されました。
- 2023年度第1回理事会議事録(案)等の承認の件
2022年12月21日に審議をし、2023年1月6日に承認されました。 - 2023年度(前期)Tadamitsu Kishimoto International Travel Award 合格者の承認の件
2023年3月10日に審議をし、同月20日に承認されました。
- 2.学術集会について
第52回日本免疫学会学術集会は、2024年1月17日(水)から19日(金)まで、中山俊憲学術集会長のもと幕張メッセ(千葉)で開催されます。また、第53回日本免疫学会学術集会は、2024年12月3日(火)から5日(木)まで、大野博司学術集会長のもと出島メッセ(長崎)で開催される予定です。
- 3.会員の叙勲、受賞のお知らせ
- 髙津 聖志 氏(富山県薬事総合研究開発センター) 令和5年春の紫綬褒賞
(叙勲、受賞された方は事務局info@meneki.or.jpへご一報ください。)
- 4.ホームページ活用のお願い
日本免疫学会では、ホームページに有用な情報をより迅速に掲載し、会員のためのサービスの向上、会員相互の交流(人材募集の掲載)、研究推進などのツールとして活用していただくことを願っております。
会員みなさまのより積極的な利用をお願いいたします。
(事務局info@meneki.or.jpへご連絡ください。)
文責: 総務委員会 委員長; 山崎 晶、 副委員長; 安友康二