HOME>会員及び研究者向け>若手支援事業>若手女性研究者支援事業>歴代受賞者
若手女性研究者研究支援事業
公募規定 | 歴代受賞者 |
歴代受賞者
2024年
- 石橋 亜衣里「部位特異的な糖転移酵素による糖鎖修飾メカニズム及び腸管恒常性維持機構の解明」
(大阪大学大学院医学系研究科 免疫制御学教室)
香山尚子氏は腸管免疫機構における恒常性維持とその破綻による炎症誘導制御について、腸管に局在するミエロイド系自然免疫細胞が多様な分子メカニズムにより獲得免疫系を制御し腸管恒常性維持に関わっている事を明らかにしてきた。例えば、腸管マクロファージに発現する転写因子BATF2は組織障害性Th17細胞抑制化に必須である事を見出してきた。さらに、CX3CR1high制御性ミエロイド細胞がVCAM-1/ICAM-1を介してT細胞に結合し抑制性サイトカインであるIL-10を介して恒常性維持・炎症抑制に関わっていることを示している。これらの成果は難病に指定されている炎症性腸疾患の新規の予防・治療法開発に向けての基礎的基盤形成に貢献している。最近では間葉系ストローマ細胞による腸管恒常性維持機構についての新しい研究展開を推進しており、今後も腸管バリア機構を介した恒常性維持と破綻による炎症誘導・制御についての統合的理解に向けて、先端的研究を牽引していく事が多いに期待される。
- 白柏 魅怜「全身性エリテマトーデスに自律神経-腸内細菌軸が関与するメカニズムの探究」
(京都大学医学部附属病院 免疫・膠原病内科)
三上統久氏は、高効率かつ機能的な制御性T細胞(Treg)のin vitroにおける作製とその臨床応用に向けた研究を行い、優れた研究業績を挙げてきた。特に、Tregのin vitroでの誘導時にCD28シグナルがTreg特異的DNA脱メチル化を抑制していることを見いだし、CD28刺激を除去して作製したTregが通常のものより優れた免疫抑制活性を持つことを明らかにした。また、スクリーニングによりTregを効率的に誘導する新たな化合物を同定、in vivo投与においてもTregを誘導、抗炎症作用を示すことを見いだした。さらにこの化合物がCDK8/19を阻害することでSTAT5を活性化しFoxP3発現を誘導することを明らかにした。これら一連の研究成果は、自己免疫疾患に対するTreg細胞治療の実現につながる重要なものであり、今後の発展が大いに期待できる。
2023年
- 石舟 智恵子「Notchシグナルによる腸管上皮間リンパ球の多様なサブセットの制御に関する研究」
(徳島大学大学院医歯薬学研究部生体防御医学分野)
香山尚子氏は腸管免疫機構における恒常性維持とその破綻による炎症誘導制御について、腸管に局在するミエロイド系自然免疫細胞が多様な分子メカニズムにより獲得免疫系を制御し腸管恒常性維持に関わっている事を明らかにしてきた。例えば、腸管マクロファージに発現する転写因子BATF2は組織障害性Th17細胞抑制化に必須である事を見出してきた。さらに、CX3CR1high制御性ミエロイド細胞がVCAM-1/ICAM-1を介してT細胞に結合し抑制性サイトカインであるIL-10を介して恒常性維持・炎症抑制に関わっていることを示している。これらの成果は難病に指定されている炎症性腸疾患の新規の予防・治療法開発に向けての基礎的基盤形成に貢献している。最近では間葉系ストローマ細胞による腸管恒常性維持機構についての新しい研究展開を推進しており、今後も腸管バリア機構を介した恒常性維持と破綻による炎症誘導・制御についての統合的理解に向けて、先端的研究を牽引していく事が多いに期待される。
- 三木 春香「炎症性サイトカインを介した喘息重症化のメカニズムと血管炎発症制御機構の解明」
(筑波大学医学医療系 膠原病リウマチアレルギー内科学)
三上統久氏は、高効率かつ機能的な制御性T細胞(Treg)のin vitroにおける作製とその臨床応用に向けた研究を行い、優れた研究業績を挙げてきた。特に、Tregのin vitroでの誘導時にCD28シグナルがTreg特異的DNA脱メチル化を抑制していることを見いだし、CD28刺激を除去して作製したTregが通常のものより優れた免疫抑制活性を持つことを明らかにした。また、スクリーニングによりTregを効率的に誘導する新たな化合物を同定、in vivo投与においてもTregを誘導、抗炎症作用を示すことを見いだした。さらにこの化合物がCDK8/19を阻害することでSTAT5を活性化しFoxP3発現を誘導することを明らかにした。これら一連の研究成果は、自己免疫疾患に対するTreg細胞治療の実現につながる重要なものであり、今後の発展が大いに期待できる。
2022年
- Lee Michelle Sue Jann 「Investigation of the role of B-cell-intrinsic TBK1 for germinal center formation」
(東京大学医科学研究所 マラリア免疫学)
香山尚子氏は腸管免疫機構における恒常性維持とその破綻による炎症誘導制御について、腸管に局在するミエロイド系自然免疫細胞が多様な分子メカニズムにより獲得免疫系を制御し腸管恒常性維持に関わっている事を明らかにしてきた。例えば、腸管マクロファージに発現する転写因子BATF2は組織障害性Th17細胞抑制化に必須である事を見出してきた。さらに、CX3CR1high制御性ミエロイド細胞がVCAM-1/ICAM-1を介してT細胞に結合し抑制性サイトカインであるIL-10を介して恒常性維持・炎症抑制に関わっていることを示している。これらの成果は難病に指定されている炎症性腸疾患の新規の予防・治療法開発に向けての基礎的基盤形成に貢献している。最近では間葉系ストローマ細胞による腸管恒常性維持機構についての新しい研究展開を推進しており、今後も腸管バリア機構を介した恒常性維持と破綻による炎症誘導・制御についての統合的理解に向けて、先端的研究を牽引していく事が多いに期待される。
- 和田はるか「自己免疫寛容構築における胸腺 T 前駆細胞由来樹状細胞の役割の解明」
(北海道大学 遺伝子病制御研究所 免疫生物分野)
三上統久氏は、高効率かつ機能的な制御性T細胞(Treg)のin vitroにおける作製とその臨床応用に向けた研究を行い、優れた研究業績を挙げてきた。特に、Tregのin vitroでの誘導時にCD28シグナルがTreg特異的DNA脱メチル化を抑制していることを見いだし、CD28刺激を除去して作製したTregが通常のものより優れた免疫抑制活性を持つことを明らかにした。また、スクリーニングによりTregを効率的に誘導する新たな化合物を同定、in vivo投与においてもTregを誘導、抗炎症作用を示すことを見いだした。さらにこの化合物がCDK8/19を阻害することでSTAT5を活性化しFoxP3発現を誘導することを明らかにした。これら一連の研究成果は、自己免疫疾患に対するTreg細胞治療の実現につながる重要なものであり、今後の発展が大いに期待できる。
2021年
- 安部 沙織「シェーグレン症候群における T 細胞異常の解析」
(筑波大学 医学医療系内科 膠原病リウマチアレルギー)
香山尚子氏は腸管免疫機構における恒常性維持とその破綻による炎症誘導制御について、腸管に局在するミエロイド系自然免疫細胞が多様な分子メカニズムにより獲得免疫系を制御し腸管恒常性維持に関わっている事を明らかにしてきた。例えば、腸管マクロファージに発現する転写因子BATF2は組織障害性Th17細胞抑制化に必須である事を見出してきた。さらに、CX3CR1high制御性ミエロイド細胞がVCAM-1/ICAM-1を介してT細胞に結合し抑制性サイトカインであるIL-10を介して恒常性維持・炎症抑制に関わっていることを示している。これらの成果は難病に指定されている炎症性腸疾患の新規の予防・治療法開発に向けての基礎的基盤形成に貢献している。最近では間葉系ストローマ細胞による腸管恒常性維持機構についての新しい研究展開を推進しており、今後も腸管バリア機構を介した恒常性維持と破綻による炎症誘導・制御についての統合的理解に向けて、先端的研究を牽引していく事が多いに期待される。
- 安田 圭子「自己免疫疾患発症に寄与する T 細胞のリンパ組織内局在に着目した特性の解明」
(京都大学大学院医学研究科医学専攻分子生体制御学講座医化学分野)
三上統久氏は、高効率かつ機能的な制御性T細胞(Treg)のin vitroにおける作製とその臨床応用に向けた研究を行い、優れた研究業績を挙げてきた。特に、Tregのin vitroでの誘導時にCD28シグナルがTreg特異的DNA脱メチル化を抑制していることを見いだし、CD28刺激を除去して作製したTregが通常のものより優れた免疫抑制活性を持つことを明らかにした。また、スクリーニングによりTregを効率的に誘導する新たな化合物を同定、in vivo投与においてもTregを誘導、抗炎症作用を示すことを見いだした。さらにこの化合物がCDK8/19を阻害することでSTAT5を活性化しFoxP3発現を誘導することを明らかにした。これら一連の研究成果は、自己免疫疾患に対するTreg細胞治療の実現につながる重要なものであり、今後の発展が大いに期待できる。
2020年
- 神岡 真理子「小腸部位特異的なパネート細胞の糖鎖修飾および機能の解析」
(東京大学医科学研究所 粘膜免疫学部門)
香山尚子氏は腸管免疫機構における恒常性維持とその破綻による炎症誘導制御について、腸管に局在するミエロイド系自然免疫細胞が多様な分子メカニズムにより獲得免疫系を制御し腸管恒常性維持に関わっている事を明らかにしてきた。例えば、腸管マクロファージに発現する転写因子BATF2は組織障害性Th17細胞抑制化に必須である事を見出してきた。さらに、CX3CR1high制御性ミエロイド細胞がVCAM-1/ICAM-1を介してT細胞に結合し抑制性サイトカインであるIL-10を介して恒常性維持・炎症抑制に関わっていることを示している。これらの成果は難病に指定されている炎症性腸疾患の新規の予防・治療法開発に向けての基礎的基盤形成に貢献している。最近では間葉系ストローマ細胞による腸管恒常性維持機構についての新しい研究展開を推進しており、今後も腸管バリア機構を介した恒常性維持と破綻による炎症誘導・制御についての統合的理解に向けて、先端的研究を牽引していく事が多いに期待される。
- 香山 尚子「大腸非血球系細胞によるケモカイン CXCL12 産生を介した上皮恒常性維持機構の解明」
(大阪大学 高等共創研究院)
三上統久氏は、高効率かつ機能的な制御性T細胞(Treg)のin vitroにおける作製とその臨床応用に向けた研究を行い、優れた研究業績を挙げてきた。特に、Tregのin vitroでの誘導時にCD28シグナルがTreg特異的DNA脱メチル化を抑制していることを見いだし、CD28刺激を除去して作製したTregが通常のものより優れた免疫抑制活性を持つことを明らかにした。また、スクリーニングによりTregを効率的に誘導する新たな化合物を同定、in vivo投与においてもTregを誘導、抗炎症作用を示すことを見いだした。さらにこの化合物がCDK8/19を阻害することでSTAT5を活性化しFoxP3発現を誘導することを明らかにした。これら一連の研究成果は、自己免疫疾患に対するTreg細胞治療の実現につながる重要なものであり、今後の発展が大いに期待できる。
(五十音順)