若手免疫学研究支援事業
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公募規定
若手免疫学研究支援事業の公募について
2022年 若手免疫学研究支援の候補者を公募いたします。応募者は下記の募集要項に従ってご応募ください。
応募締切:2022年5月31日(火)【必着】
2022年 若手免疫学研究支援 募集要項
- 趣旨・目的
日本免疫学会は、1971年の設立以来、サイトカインの発見、自然免疫機構の解明、免疫制御機構の解明、そしてがん免疫システムの解明など、免疫学研究で世界を牽引する研究者を多数輩出してきました。このような世界的な業績を挙げる研究者を育成することに、今後さらに注力していくことが、日本免疫学会として極めて重要と考えています。そこで、若手免疫学研究者による独創的で先端的な研究をサポートするため、日本ベクトン・ディッキンソン株式会社と共同し、若手免疫学研究支援事業を実施します。
近年、マルチカラーフローサイトメーターや一細胞レベルで遺伝子と細胞表面抗原の同時解析を可能とする最新機器の導入が進み、これらは免疫学研究に欠かせない研究技術になりつつあります。しかし、これら最新機器を用いた研究においては、必要となる高額な研究試薬が最新技術を活用した研究立案におけるハードルとなる場合もあります。
本事業では、若手研究者を対象に、これらの最新の研究解析技術を用いた、独自の斬新でチャレンジングな研究テーマを公募し、その実現における研究試薬等を提供することで、世界に先駆けた免疫学研究の推進を支援します。
- 対象分野
マルチカラーフローサイトメトリーまたは一細胞遺伝子・細胞表面抗原の同時解析を用いる免疫学研究
- 採択予定数
1年につき、最大3 名
※ 採択予定数は年度予算の状況により変更されます。
- 申請資格
2022年4月1日現在、満40歳以下(研究室の長の場合、原則就任後3年以内)の博士の学位を有する日本免疫学会員かつ、2022年12月時点で日本国内在勤の方
- 支援期間
第51回日本免疫学会学術集会(2022年12月)から第52回日本免疫学会学術集会(2023年12月)までの約1年間
- 支援内容
テーマ1. マルチカラーフローサイトメトリー解析を用いた免疫学研究*
BD社製のマルチカラー蛍光標識抗体100本程度(CBA等のキット製品は除く)
FlowJo™ソフトウェアの1年間使用ライセンス
* 研究立案における参考情報
https://www.bdbiosciences.com/en-us/learn/applications/multicolor-flow-cytometry#Overview
https://www.bdbiosciences.com/en-us/resources/panel-design#BD%20Harmony%20Series
テーマ2. 一細胞遺伝子・細胞表面抗原の同時解析を用いた免疫学研究**
BD社製の蛍光標識抗体10本程度(セルソーターをシングルセル解析の前処理に用いる場合)
633771 BD Rhapsody™ Targeted mRNA and AbSeq Reagent Kit(4回分)***
633802 BD Rhapsody™ WTA Reagent Kit(4回分)
上記633771もしくは633802のいずれか2キットもしくは組み合わせで2キット
BD社製のオリゴヌクレオチド標識抗体BD® AbSeq 40本程度
SeqGeq™ソフトウェアの1年間使用ライセンス
(NGS消耗品は除く)
** 研究立案における参考情報
https://www.bdbiosciences.com/en-us/products/reagents/single-cell-multiomics
*** 633771の場合は遺伝子パネルを選択: BD Rhapsody Human T-Cell Expression Panel, Human Immune Response Panel, Mouse Immune Response Panel, Human Onco-BC Panel
- 申請受付期間
2022年4月1日(金)~2022年5月31日(火)【必着】
※ 所定の申請書一式はEメールへ添付(pdf)し、上記の受付期間中に日本免疫学会事務局宛に提出してください。
※ 事務局より数日中に申請書受領の連絡をしますが、万一連絡が無い場合は問合せをしてください。
- 申請書類提出先
- 選考及び結果の開示
1.選考
選考は、本学会の賞等選考委員会及び日本BD代表者の参加により実施します。
主要な審査方針は、以下のとおりです。
〔審査方針〕
•マルチカラーフローサイトメトリーまたは一細胞遺伝子解析・細胞表面抗原の同時解析を用いる、斬新でチャレンジングな研究であること。
•研究室の長とは独立して(研究室の長の場合は、原則就任後3年以内)、研究計画を遂行できる能力があり、当該研究の準備状況が整っていること。
•他団体からの研究費の取得状況や研究環境を加味して選考を考慮することがある。
•研究計画が具体的であり、優れていること。
〔留意事項〕
•人権の保護及び法令等の遵守への対応について
研究計画を遂行するにあたって、相手方の同意・協力を必要とする研究、個人情報の取扱いの配慮を必要とする研究、生命倫理・安全対策に対する取組を必要とする研究など法令等に基づく手続が必要な研究が含まれている場合に、どのような対策と措置を講じるのかについて確認の対象となります。例えば、個人情報を伴うアンケート調査・インタビュー調査、コホート研究、臨床研究、提供を受けた試料の使用、ヒト遺伝子解析研究、遺伝子組換え実験、動物実験など、研究機関内外の情報委員会や倫理委員会等における承認手続が必要となる調査・研究・実験などが対象となります。
2.選考結果の発表と研究支援の実施
•選考結果は、2022年9月中旬ごろに郵送します。
※ 選考に関する個別の問い合わせには、応じません。
•採択者は、2022年12月に開催される第51回学術集会のアフタヌーンセミナーにおいて公表します。
•研究支援は、2023年1月頃より、日本ベクトン・ディッキンソン株式会社から日本免疫学会への業務委託として実施されます。
- 採択者の義務等
1.採択者は、2023年12月31日までに研究報告書(非公開:所定様式)を日本免疫学会事務局(jsi-recept@meneki.or.jp)へ提出しなければなりません。(出産・育児に係る研究中断の扱いを受ける期間が一年度の全てにわたった場合を除く。)
2.採択者は、第52回日本免疫学会学術集会(2023年12月)のアフタヌーンセミナーで研究成果を発表しなければなりません。
3.アフタヌーンセミナーで発表した研究成果は、知的財産に関する事項を除き、日本BDの学術啓蒙に使用されることがあります。
- その他
•申請書類は、本学会所定の様式を使用してください。様式の変更、所定様式以外の用紙の追加、指定書類以外の添付は認められません。
•申請書類の提出後、その記載事項を変更し、又は補充することは認められません。
•申請は1人1件とします。なお、2件以上申請した場合、全ての申請が無効となります。
•提出された申請書類は返却しません。
•申請書類に重大な虚偽が発見された場合は、採択後であっても採択を取り消すことがあります。
•審査結果は2022年採択分にのみ有効です。
- 個人情報の取扱い
申請書類に含まれる個人情報については、本学会及び日本ベクトン・ディッキンソン株式会社の「個人情報保護方針」に基づき厳重に管理し、本事業の業務遂行のみに利用(データの電算処理及び管理を外部の民間企業等に委託して行わせるための個人情報の提供を含む)します。
なお、採択された場合は、氏名、研究課題名が公表されます。
- 本募集に関する連絡先
〒101-0024 東京都千代田区神田和泉町 1-4-2 KUMAKIビル 2F
特定非営利活動法人 日本免疫学会 事務局
電話(03)5809-2019(ダイヤルイン) e-mail: jsi-recept@meneki.or.jp
受付時間:月曜~金曜日(祝日を除く。)9:30~12:00及び13:00~17:30